
デジタルマーケティング
2019年04月10日
2019年06月05日
最近では、顧客行動のデジタル化が著しく進んでいます。こういった背景がある中、デジタルマーケティングやWEBマーケティングはより重要な意味を持つようになりました。今後、こういった部分をいかに強化できるか、企業にとっては大きなポイントとなるでしょう。
しかし、「デジタルマーケティングとは何なのか?」「どこに依頼すればよいか見えてこない」という課題感を抱えている企業・担当者も多いでしょう。本記事では、デジタルマーケティングと、それを支援できる主要企業16選について、詳しく解説します。
まず、デジタルマーケティングについて解説します。デジタルマーケティングとは、一言で言えば、「インターネットや電子的なサービス・デバイスを利用するマーケティングのこと」です。
具体的には、
といったチャネルを活用し、顧客行動やトレンド、潜在的なニーズを把握します。つまりアナログではなく、電子的な経路や手法で顧客行動を分析して施策へつなげるのが、デジタルマーケティングです。
「デジタル」という言葉が入っていますが、デジタルマーケティングは、デジタル上でのことがらのみを分析するわけではありません。店舗などの行動や意思決定なども、人工知能などを利用して分析し、データとして抽出するといったこともなされます。
冒頭でも触れたとおり、消費行動は昨今、大きくデジタル化しています。たとえば、ECサイトやサブスクリプションの利用頻度が上がり、以前と比較して消費行動は多様になりました。
よって店舗でのPRや販促、あるいはアナログな定性調査など、従来の方法だけでは十分な結果が出しづらくなっている側面があります。一方でデジタルマーケティングを実施することで、消費者をより深く分析でき、新しい消費行動のあり方に対応できるようになります。
デジタルマーケティングやWEBマーケティングを、専門企業へ依頼したいと思っている企業・担当者は多いでしょう。企業の実力は、自社の利益に大きく関係する部分です。今回は、これらのマーケティングを安心して支援できる、主要企業16選を一覧で紹介します。
各社の特色や得意分野を比較検討し、自社にフィットする会社を見つけてください。
大伸社ディライトは、もっとも信頼できるマーケティング企業のひとつです。同社では、デジタルマーケティングとコミュニケーションデザインによる、強力なサポートを実施しています。
大伸社ディライトは、
という、3つの要素を軸としたサービスを提供しています。
Planでは、デジタルマーケティングにおける設計や、コンテンツ制作やサイト分析など、ありとあらゆるデジタルな支援を計画します。Designにおいては、プロモーションやSNS、WEBサイト構築などで、顧客とのより合理的なコミュニケーションを実現。Qualityでは、商品情報マネジメントやスチール撮影、3DCG制作などを実施し、より高品質なコンテンツを作成、維持します。
つまりデジタルマーケティング・WEBマーケティングの開始から運用まで、すべての部分で依頼することが可能です。また、カタログ作成や動画制作、ブランディングなども実施しており、クライアントのあらゆる要望に対し、的確にアンサーしています。
これまでの経験も豊富で、輝かしい成功事例をいくつも有しています。一例を挙げれば、旭化成ゾールメディカルの新製品のマーケティング・プロモーションを担当。さらにグロービス経営大学院の出版した「創造と変革のMBA」についてデザインするなど、大きなプロジェクトに貢献しており、例は数知れません。
アンダーワークス株式会社は、巨大マーケティング企業「アクセンチュア」でのキャリアを有する、田島学氏が創設した企業。戦略の立案や実施まで、ワンストップで依頼できるマーケティング企業です。
ロードマップの作成に始まり、マーケティングオートメーション、そして日々のデータ分析まで、一貫して高いレベルのサービスを提供しています。多国籍プロジェクトの経験も豊富であり、海外を視野に入れたビジネスでも力を発揮しています。
また固有のツールを有しておらず、場面に応じて自由にソリューションを選択することが可能です。アンダーワークス株式会社なら、デジタルマーケティングにおいて常に最善策を選択し続けられます。
株式会社アイ・エム・ジェイは、デジタルハリウッド株式会社から派生したマーケティングファーム。同社は、ミッションとして、
を掲げています。これを踏まえたうえで独自の4つの戦略を展開し、顧客のデジタルマーケティングを支えます。
これらは、いずれもデジタルマーケティングの各場面において、素晴らしい対応力を作り出す戦略として評価されているものです。特にアジリティを強く意識しており、すばやい事業展開を可能にしています。
そして、最高のユーザーエクスペリエンスを素早く創り出し、自社に新しい存在感を付与します。
株式会社アクアは、キャラクターやイラストによる、グラフィック制作を得意とする企業です。上記画像のように、人気アニメ「進撃の巨人」のイラストレーションなど、極めて輝かしい実績を有しています。
グラフィックとデジタルマーケティングが融合したサービスを提供しており、強烈な訴求力のあるコンテンツを制作することが可能です。制作できるコンテンツの幅は広く、動画やアプリケーション、イラストや漫画などに対応しています。
グラフィカルな戦略を取りたい上では、たいへんに頼れるマーケティングファームです。もちろん、実績は「進撃の巨人」のイラストレーションには限定されません。
それ以外にも、大きなプロジェクトのグラフィカルな分野を担当し、成功へとつなげてきた経緯があります。
株式者アイレップは、博報堂傘下のマーケティング企業です。本来はWEBマーケティングが主業ですが、デジタルマーケティングにも強い影響力を持っているのが特徴。徹底したデータ収集と、それに基づいた客観的なアプローチを考案し、ユーザーエクスペリエンスの向上へとつなげます。
また、コミュニケーション戦略や集客施策などの立案について、高く評価されているのも特長です。そしてデータ至上主義と自負する冷静な観察能力により、常に適切なアクションを創り出します。
同社には広告賞などで結果を残したクリエイターや、Google広告有資格者が多数在籍。優秀なスタッフにより、長期的なサポートを受け続けることが可能です。公式サイトのコンテンツを参照すればわかるように、同社の有するデジタルとマーケティングにおけるナレッジは、極めて豊富です。
Yahoo!マーケティングソリューションのダイヤモンドパートナーの地位を得るなど、実績についても極めて優れています。
株式会社デジタルガレージは、1995年に設立されたマーケティングファーム。これまでTwitterの日本展開や環境省プロジェクトに参画するなど、極めて豊富な実績と成功事例を有しています。
同社は広告代理店との側面を持ちつつも、データ分析やWEB集客、VMDなどにも精通。さらにクリエイティブコンテンツの制作やアプリケーション開発も得意としており、幅広い要望にアンサーするだけの能力を備えています。
また、米国サンフランシスコ・香港でも、グローバルなマーケティングやインキュベーション事業を展開。これらの経験に裏打ちされたデジタルマーケティングの品質は、極めてハイレベルな水準になっています。
なお、マーケティング分野は以下のようにセグメント化されています。
これらのセグメント化により、クライアントはより専門性の高いデジタルマーケティング支援を受け続けることが可能です。
株式会社電通デジタルは、電通傘下のデジタルマーケティング企業です。2016年に設立されたばかりですが、すでに業界では一定の地位を獲得しています。
デジタルマーケティングについては、開発から運用まで、ワンストップでサービスを提供しています。
同社の魅力は、独自の優秀なツールを10種類以上有すること。たとえばアプリケーションのダウンロード数を最大化する「App Buildbox」など、それぞれの分野に特化したツールが用意されています。さらにPDCA推進について多大なナレッジを持ち、継続的なデジタルマーケティングを実現可能です。
また、独自のデータベース「People Driven DMP」を持っており、より正確な情報とデータ解析を提供。ロジックに基づいた、適切なデジタルマーケティングを実現することが可能です。
アクセンチュア株式会社は、2020年に世界最大のシェアを獲得した、デジタルマーケティング分野において非常に存在感のある企業です。これまで日本コカ・コーラのプロモーション活動や国土交通省のDX支援など、大きな実績を積み上げてきました。
エクスペリエンス向上に強いこだわりを持っており、確実かつ効率的なコンバージョンへ繋げることを得意としています。具体的な方向性として、同社は以下3点を挙げています。
特に着目すべきなのは、ブランドエクスペリエンスの再定義。アクセンチュア株式会社は、独自性のあるパーパスにより、新しいブランドを構築することを重要視しています。
もっとも、デジタルマーケティングについて権威ある同社の思想と技術は、自社に大きな成果をもたらすことはもちろん、そのナレッジを共有すること自体が価値となるはずです。ちなみに、マーケティング分野で業績を上げている企業が、アクセンチュア株式会社にルーツを持っていることは、決して珍しくありません。
その点を踏まえれば、アクセンチュア株式会社におけるデジタルマーケティング分野での信頼と価値がいかに大きなものか、窺い知れます。
株式会社リブ・コンサルティングの公式ホームページで詳しく見る
株式会社リブ・コンサルティングは、デジタルマーケティング戦略の構築とその運用まで、一貫したコンサルティングを提供するベンチャー企業。本来は経営コンサルティングをメイン事業としていますが、デジタルマーケティングにおいてもたいへん強力なサービスを実施しています。
基本理論であるSTPや4Pに基づいた、極めて安定感のあるマーケティングを展開。そこから潜在ニーズの発見やリードナーチャリング、各種効果測定の方針など、重要なナレッジを提供しています。
さらに経営コンサルタントとしての経験を活かした、課題の洗い出しと適切な施策立案を得意とします。また、営業育成のデジタル化にも注力しており、自社の営業力を著しく向上させることが可能です。
株式会社マクロミルは、非常に強力なマーケティングファームとして知られています。同社についてはリサーチ事業での知名度が高く、知っている担当者も多いでしょう。
同社は、圧倒的な情報を有しており、それに基づいたデジタルマーケティングリサーチを提供しています。もちろんリサーチから計画立案、施策の実施まで、ワンストップで依頼することが可能です。
21カ国において拠点を有しており、90万人以上の規模でログデータを持っています。よって、グローバルなビジネス展開においても有用な情報を得られるでしょう。
さらにアンケートやエンゲージメント指標の評価もでき、より的確なアプローチを導き出すことが可能です。対応できるサービスは幅広く、新規プロダクトの開発やブランディング、商品やサービスの運用、広告制作など、さまざまな分野でのデジタルマーケティングを実施可能です。
実績としては、年間30,000件以上のプロジェクトに参画。さらに、年間で4,000件以上の取引事例があります。
デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社(以下DAC)は、博報堂DIY傘下にある、デジタルネットワークにおけるエキスパートです。主要な業務として、
などを展開しています。最大の強みは、500社以上の企業と、共同事業体を形成しているという点です。これは、常に冷静でフラットな判断を打ち出すことに深く貢献しています。
また、DACは、Tencentをはじめとした中華圏地域との協業を展開しており、海外展開においては強い影響力を有しています。たとえば「百度」との関係は良好で、2020年には優秀代理店として、通算6回目の表彰を獲得しました。
株式会社ブレインパッドは、2004年創業のデジタルマーケティングサービスを提供する会社。「データを経営や施策に活かす」ということに長けている、たいへん優秀な企業です。
同社は150名以上のデータサイエンティストを擁し、高度なソリューションを提供。デジタルマーケティングを通して、より深い顧客理解やシステム構築、コンサルティングなど、力強いサポートを実施しています。
また同社の公式サイトでは、データ活用による業務の高度化や、マーケティング成果の改善や向上に自信を覗かせています。特にビッグデータの活用を重視しており、それに基づいた戦略やアイデアの発案、および具体的なアクションを実現することが可能です。
実際、これまでの実績や事例は豊富です。「Yahoo!」や「SMBC日興証券」など、業界をリードする企業との取引実績を有し、その信頼性は非常に高いと言えます。また同社のDMPツール「Rtoaster」は非常に高い評価を受けており、これはマーケットにおいてナンバーワンのプロダクトです。
株式会社ユニコン・アドは、1991年に設立されたマーケティングファームです。デジタルマーケティング支援を中心に、一貫したサービスを提供しています。同社は、WEBでの企業活動が一般化する前から、デジタルな分野で大きな成果を挙げてきました。
具体的には、ユーザーエクスペリエンスの向上やビッグデータの解析、さらにSNSの運用支援を展開。自社に対してデジタルマーケティングを起点とした、あらゆる可能性を創出しています。
特にユーザーエクスペリエンスへのこだわりは強く、メディア設計やデバイスの進化に沿った施策を提供。合理的なアプローチで顧客理解を促進し、デジタル時代において最適な手段を考案します。
クリエイティブな制作やシステム開発についてもたいへんなナレッジと実績を持ち、より包括的な施策を打ち出すことも可能です。
これまでの事例としては、Hondaへのサービス提供が光っています。長らくHondaのデジタルマーケティングを根底から支えて、貢献し続けたことが窺えます。
株式会社セルリアは、WEBに関連したサポートやコンサルティングを、幅広く手がけている企業です。「貢献の輪を広げる」ことをミッションとし、より合理的なソリューションを提供、多くの企業から頼りにされているのが特長です。
同社では、WEB上での戦略考案やビッグデータ分析に始まり、具体的なコンテンツ制作やユーザエクスペリエンス改善、その他SNS運用などについてもサポート提供しています。さらにPDCAやグロースハックにもサポート範囲を広げており、デジタルマーケティング分野におけるミッションを幅広くカバーしているのが特徴です。
その他アフィリエイト広告運用やアドネットワークをはじめとしたWEBマーケティングにも精通しています。こういった部分についてもサポートを得られれば、自社のビジネスについてより多くの可能性を広げることが可能です。
株式会社オプトは、2015年に設立されたベンチャー企業。マーケティングと広告代理サービス、そしてテクノロジーサービスを軸として、事業を展開しています。株式会社オプトの場合は、生活者データに基づき、調査・戦略から顧客獲得、そして育成するまでのサイクルをサービスとして提供。
このサイクルは細かく分類されており、実に丁寧で確実なデジタルマーケティングを実施可能です。また、デジタル人材育成や、現代に合わせた企業のデジタル改革をコンサルティングするなど、幅広い形でサポートを提供しています。
広告代理店サービスとしては、広告運用からSEO、アプリケーション開発やクリエイティブ制作までを展開。クライアントのもつさまざまな要望に対し、アンサーすることが可能です。
ネットイヤーグループ株式会社は、大企業を対象としてさまざまなサポートやコンサルティングを提供している、1999年創業の企業です。同社はユーザーエクスペリエンスの構築を重要な要素として考えており、この点についてはきわめて深いナレッジを有しています。
この考えに基づき、顧客との関係性を良好なものとし、必要とされるものを作り出すことに長けています。ネットイヤーグループ株式会社は、サービスとして以下のようなものを挙げています。
デジタルマーケティングからWEBマーケティングまで、一貫して依頼することが可能です。
デジタルマーケティングを企業へ依頼する場合、いくつか注意したいポイントがあります。特に、以下4点はよく理解しておく必要があるでしょう。
それぞれについて、下記で詳しく解説します。
もっとも注意が必要なのは、「自社の目的に合致する企業を選択する」ということです。いかにすぐれたデジタルマーケティングを提供している企業でも、すべてのビジョンについてアンサーできるわけではありません。
やはり企業ごとで得手不得手があり、これを理解しておくことはたいへん重要です。企業のホワイトペーパーなどを参照し、何が得意分野なのか、きちんと確認しなければいけません。
また、過去の実績や成功事例を確認することも、たいへん重要です。実績や成功事例は、そのデジタルマーケティング会社の能力を知るうえで、大きなヒントとなります。
もちろん、自社が抱えている分野で結果が出ているか、という観点からチェックすることも重要です。
そして、コミュニケーションが取りやすいかどうかも、確認しておかなければいけません。デジタルマーケティングでは、担当者と密にやりとりする必要があるためです。納得の行く成果が得られるまで、何度も連絡・打ち合わせが必要となります。
その背景を踏まえれば、「コミュニケーションが取りやすいか?」という点はたいへん重要です。サービス内容のみならず、企業がコミュニケーションはどのように取っているのか、確認が必要です。
最後に、料金を明確に提示しているかどうかも、しっかりと確認しておきます。デジタルメーケティングを外注した経験が少ない場合、料金体型について理解が及ばず、認識についてすれ違う場合も少なくありません。
料金を明確に提示し、相違ない形で契約できるデジタルマーケティング企業を優先して選ぶべきです。
上記4つの注意点を踏まえたうえで、適切な企業にデジタルマーケティングを依頼することを推奨します。
従来のマーケティングは、営業訪問やインタビュー、アンケートなどの古典的な手段が一般的でした。しかし最近では、顧客の行動が急速にデジタル領域へと移行しつつあり、従来の手法では対応できない部分も多くなっています。
もちろん、従来のマーケティング方法が軒並み不要となったわけではありません。しかしながら時勢やマーケットの変化を鑑みれば、デジタルマーケティングが重要なのは明らかだと言えるでしょう。
とはいえ、デジタルマーケティング・WEBマーケティングについて、自社で実施できる企業はそう多くないはずです。しかしこういった部分について、専門としている企業へ依頼すれば、たいへん質の良い施策が実施できます。
本記事で紹介したデジタルマーケティング企業の一覧を参考に、自社にフィットするパートナーを見つけてください。ただしデジタルマーケティングの依頼先を決定する際には、先ほど触れたように注意点もあります。
きちんとサービス内容や業務内容を理解し、吟味することが重要です。