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DTPの現場より[3]Excelデータから自動的に InDesign上で価格の差替え

2018年11月12日

材料費の変動などの様々な環境変化の影響もあるのでしょうか、カタログに記載している価格変更のお話を最近よくお伺いします。また、消費税率変更の際には、掲載価格の訂正が多く発生することが予想されます。変更箇所が多い場合には、手作業では時間がかかってしまうことはもちろん、情報の正しさという観点からもかなり危険な作業といえます。 そこで、Excelの価格データを利用して、自動的にInDesign上で価格を差し替えるプログラムを作成することで、より精度の高い修正作業が可能になります。

変更した価格のみをInDesign上で判別・修正

自動プログラムの実例をひとつご紹介いたします。この例では、価格を「変更する商品」と「変更しない商品」が混在しており、ExcelとInDesignの価格が異なる場合のみ差し変えるというプログラムを組んでいます。さらに、修正された価格にはInDesignとExcelの両方に色アミがかかり、必要な箇所が修正されたかどうかが、視覚的にも確認できるようになっています。

下のムービーでは、その様子をご覧いただくことができます。

▼価格自動差替えムービー

変更内容に応じて最適なパフォーマンスを提供

変更箇所が少ない場合などは、手入力の方が合理的なケースもありますが、上記のムービーの例のように、変更箇所が多い場合やその箇所の抽出自体が必要な場合などは、プログラムを作成する時間を費やすことで、それ以上の効果が期待できるといえます。価格変更に際して、カタログのページ数や変更量などを考慮して、最適なデータ作成フローを構築し、品質面においてもコスト面においてもパフォーマンスの高いワークを提供いたします。
 
担当
プロセスデザイン部 編集チーム 上西大
プロセスデザイン部 校正チーム 宍戸哲也

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