コンテンツ制作
2019年01月23日
2020年08月20日
こんにちは。
今年で社会人2年目を迎えた、デザイナーの今村です。
前回「ビジネスコミュニケーション研修」にてお話しした玉生と一緒に、
大伸社ディライトの活動についてお知らせしていきます。よろしくお願いします!
今回、私からは新人社員の業務事例について紹介します。
先日、弊社が本社オフィスを構える複合商業施設
「なんばスカイオ」にて使用するポスター制作のお話をいただきました。
当施設は様々な企業が入居しており、多くのオフィスワーカーが日々、行き交っています。
その他、ショップやレストラン、クリニックなどをご利用されるお客様も多くいらっしゃいます。
そのため、昨今の情勢を考慮し、運営会社である南海電気鉄道株式会社様は、
新型コロナウィルス感染防止対策に取り組まれております。
その一環として、ソーシャルディスタンス訴求ポスターの制作をご依頼いただき、
私のチームで担当させていただくこととなりました。
チームリーダーと、先輩アートディレクターの指導のもと、以下の通り制作を進めました。
まず初めに取り組んだのは、イメージラフの作成です。
見た人に一目で
「人との距離をとろう」という情報が伝わるデザインを念頭に、
『スマートで真面目な雰囲気で伝える』のか。それとも『親しみやすいポップな雰囲気で伝えるのか』
など、与えたい印象ごとに沿った表現を考えラフに書き起こしていきます
そして出来上がったラフを南海電気鉄道株式会社様に共有し、
想像していたイメージと近い案を選んでいただきます。
今回は3番目のアイデアが採用されました。
ここから完成に向けてブラッシュアップしていきます!
3番目のアイデアは他2案と違って堅くなりすぎないように、
また、なんばスカイオのイメージである「清潔感」を感じさせる配色を意識しています。
このテイストを崩さないよう、レイアウトを整えていきます。
Social distance のフォントや装飾の矢印は手書きのタッチが残るものに、
下部の注意喚起の文章は可読性が高く、堅苦しくないゴシック体を選びました。
カラーもイラストの線の色と同じオレンジを使い、全体に統一感を持たせるようデザインしました。
また、調整作業はパソコンで確認するだけでなく、実際に印刷して自分の目で確かめます。
データでは整えたように見えても、実物を遠目から見たり、歩きながら確認してみると
ビジュアルとフォントのバランス、紙面全体のテイスト、文字間の広さなどに
違和感を感じる場合があります。
その違和感を細部まで確認して修正、出力…を繰り返して完成度を高めていきます。
この時は10回以上修正と出力を繰り返しました…!
そうして完成したポスターが、コチラです!
実は、このポスターのイラストを担当したのは、同期のプランナーです。
プランナーがイラストを描くの?と疑問に感じた方もいるかもしれません。
弊社は「個人が持つスキル」を重視して提案に活かします。
ですので、一般的には意外な職種の社員も抜擢されることがよくあります。
職種に縛られず様々な個性を持ったメンバーがチームを組み、
仕事に取り組むことも私たちの強みの一つだと感じます。
このポスターは当施設の1Fロビー、10Fエントランスホールにて掲示されています。
お立ち寄りになった際は、是非ご覧ください!