デジタルマーケティング
2019年01月12日
2019年01月28日
パーソナライズとは、ユーザー全員に画一的なサービスやコンテンツを提供するのではなく、ユーザーそれぞれに合わせた状態でサービスやコンテンツを提供することを指します。ここでは、デジタルマーケテイングでのパーソナライズ解説します。
WebページやCTAボタンなど、デジタルコンテンツにおけるパーソナライズとは、ユーザーがコンテンツ上でとった行動履歴から見えてくる属性、趣味嗜好などに合わせて、そのユーザーにとって有益である、または関心が高いであろう内容、状態にしていくことです。
たとえばECサイトの場合であれば、ユーザーの購入履歴から関心が高いと思われるカテゴリーや商品に特価して表示します。
SNSの場合はおすすめユーザーや表示される広告、「知り合いかも?」といった表示がありますが、これもパーソナライズの一種です。
他にも、ニュースサイトやポータルサイトなどの場合、ユーザーが選定したカテゴリをTOPページに表示し、そのユーザーにとって関心の高いコンテンツへストレスなく移動できるようにするなど多くの手法がとられています。
パーソナライズのメリットは、あらゆる種類のデジタルコンテンツにあります。
どのような種類のコンテンツであっても、初めて訪問したユーザーと毎週訪問してくれるユーザーでは、興味関心はもちろん、必要な情報も違います。
初めて訪問したユーザーには、どのようなコンテンツであるのか、どういった特徴のサービスや商品を扱っているのかを理解してもらうことが重要ですが、何回も訪問しているユーザーにとっては当然知っている情報であるためそれらの情報は不要です。
当然、年齢や性別、生活圏によって関心が高いコンテンツは大幅に変わってきます。
各ユーザーに合わせた情報を提供することは、BtoBビジネスであれば良質なリード(見込み客)の獲得、ECサイトであれば客単価の大幅なアップなどが期待できます。
ちなみに「パーソナライズ」と似た言葉として、「カスタマイズ」という言葉と混同してしまう場合がありますが、これらは似て非なるものです。
パーソナライズは、ユーザー自身に関心の高いジャンルやカテゴリを選ばせる場合はありますが、あらかじめ計画された運用側の意図によってWebサイト側がUIやコンテンツを変化させます。
逆にカスタマイズはユーザー自身によって表示するコンテンツの選定やレイアウト・デザインの変更などを行うことを指します。
適切に計画すればパーソナライズは獲得したリードを効率的に育成できるため、導入には大きなメリットがあります。そのためには、まずはターゲットユーザーのニーズ、課題、状態、WEBサイト上での行動履歴をしっかりと把握し、定義していくことが重要です。
CXデザイン部 次長
古本 真己ユーザーヒアリングを通じて、Web/冊子/動画などジャンルを問わずコンテンツの企画・構成・編集までを行うコンテンツ企画制作ディレクター。 近年はマーケティングファネル上の課題を抽出し、リード獲得からリード育成まで全体を俯瞰して戦略を立案、施策の実施、成果検証まで一貫して担当。PJT全体をプロデュースから運営・ディレクションまでを担うPMとして参画させていただくことが多いです。