注力事業に特化した専門サイトを構築。強みを明確にし、 顧客の課題に寄り添うコンテンツで問い合わせが増加

当社ではまず、顧客が中野製薬様のODM/OEMサービスを知ってから、実際の依頼に至り、アフターフォローを受けるまでの心理変容や行動変容を可視化する「カスタマージャーニーマップ」を作成しました。また過去、中野製薬様にODM/OEMを依頼された企業様のお声をヒアリングさせていただき、中野製薬様の強みをあらためて抽出。その上で、「お役立ちコラム」「ナカノ式ODM/OEMの強み」「お客様の声」といったコンテンツを導き出しました。

「お役立ちコラム」の内容は、ODM/OEM開発を進める上での留意点や、美容業界で60年以上の実績をもつ中野製薬様ならではのマーケット情報などです。自然検索によって、検討段階の浅いユーザーをサイトに誘致する仕掛けとして企画しました。サイトを訪れたユーザーは、「ナカノ式ODM/OEMの強み」を見て興味を深め、信頼できる委託先だと認識します。さらに「お客様の声」を知ることで、自社が中野製薬様に依頼したときのシーンを想定しやすくなり、問い合わせしてみようというアクションにつながるわけです。

このようにユーザーの心理変容を押さえたコンテンツを、「見たいページにすぐ行ける」構造でサイトに落とし込み、ユーザビリティも向上させました。サイト全体のトーン＆マナーとしては、いつくかのデザインパターンをご提案してやり取りを重ね、シンプルで上質感のある方向性に。こうして、無事にサイトオープンの日を迎えました。

カスタマージャーニーマップ作成イメージ ※中野製薬様で実際に作成したものではございません

サイトオープンから2週間で、従来のコーポレートサイトのODM/OEMページと比べ、ページビュー数は約10倍、セッション数は13倍に。サイトを通じた問い合わせも格段に増えたと、中野製薬様から嬉しいご報告をいただきました。ODM/OEMの専用サイトを有している企業はそれほど多くないことから話題性もあり、業界紙からぜひ取材させてほしいとのオファーがあったそうで、数字的な成果も含めたニュースが掲載されてさらに注目を集めました。また検証の結果、「お役立ちコラム」から他ページに流入している割合が高いことがわかり、今後さらに内容を拡充していきたいというお話もいただきました。

今回、新規顧客の獲得が第一目的ではありましたが、社内的な効果もあったのではないかと考えています。たとえば「強み」の抽出段階では、社員の方が「これまで当たり前だと思ってやっていたことが、実はサスティナブルだったんですね」とお気づきになる場面もありました。自社の魅力の再発見にもつながった専用サイトで、ODM/OEM事業のさらなる拡大へ。今後も、当社で継続的に運用をサポートさせていただきます。

「中野製薬のODM/OEM」サイト：https://www.nakano-seiyaku.co.jp/odm/