CLIENT : 中野製薬株式会社
CLIENT : 株式会社 八木研
デジタルマーケティング
背景/課題
インテリアとしても使え、様々な居住体系に合わせたおしゃれな「現代仏壇」の開発・販売を行う「株式会社 八木研」様。既存の仏壇とは一線を画する商品で同業との差別化を図っていたものの、増え続ける競合に危機感を募らせていました。
それまでは、SEO対策などでWebでのブランド認知拡大を図っていましたが、Googleの検索アルゴリズムの変更により、検索順位が圏外に。Webでのユーザーとの接点を失っていました。
「どうすればWebサイトで効果的なマーケティング、ブランディングができるのか?」という課題を抱えられていた八木研様。そこで当社が実施したのが「キーワード解析とペルソナ(想定ユーザー)設定によるサイトのメディア化」をメインにした、Webサイトリニューアルです。
施 策
私たちがまず着手したのが、コーポレートサイトと商品特設サイトの立ち位置をはっきりさせること。それまでは、両方に商品情報が記載されているなど、棲み分けがはっきりできていませんでした。
・コーポレートサイト→「広報・企業情報」
・商品特設サイト→「新規顧客開拓・マーケティング」
それぞれの役割をはっきりさせた上で、商品特設サイトをメインにWebでの認知拡大に取り組みました。
そこで私たちが実施したのが、商品特設サイトを「ユーザーにとって価値ある情報を発信するメディア」に進化させること。そのために以下に詳しく記述する、キーワード解析とペルソナ設定を行いました。
・キーワード解析によってユーザーのニーズを明らかに
ここでのオウンドメディアの役割は、ユーザーにとって価値のあるコンテンツを発信して、ブランドの認知を向上させること。そのためには、仏壇に興味があるユーザーが、他にどのようなコト・モノに興味を持っているのかを知る必要があります。そこで「キーワードの解析」を行い、コアキーワードである「仏壇」「現代仏壇」の関連キーワードを調べました。以下が解析したキーワードの一部です。
「礼儀作法」「終活」「死生観」といった、「現代仏壇」とは直接関係のないキーワードにも、ユーザーのニーズがあることがわかります。私たちは、これらのキーワードを織り交ぜたコンテンツを発信することで、検索流入を増やし、八木研というブランドや現代仏壇の認知拡大へと繋げることができると考えました。
・ペルソナ設定によって、コンテンツの精度を高める
次に、コンテンツの精度を高めるために「どのようなユーザーがどのような悩みを持っているのか?」を明確化しました。想定ユーザーの名前、年齢、仕事、悩みなどを細かく設定し、プロジェクトメンバー全員に共有。
想定ユーザーを明確化することで、よりユーザーのニーズに沿った精度の高いコンテンツ作成を継続的にすることが可能になり、離脱率の低下やSNSでのシェア増大を狙いました。
また、月に一度コンテンツのログ解析によるフィードバックを行い、次月の注力キーワードの選定やペルソナの微調整など、コンテンツ最適化のためのコンサルティングを実施しています。
成 果
コーポレートサイトと商品特設サイトの役割分担、コンテンツコンサルティングによる商品特設サイトの情報発信メディア化、フィードバックによるコンテンツのブラッシュアップという施策によって、成果が少しずつ数字に表れるようになっていきました。以下はサイトリニューアルによる成果の数値です。
・重点キーワードによるサイトへの訪問者数:リニューアル前の6倍
・サイト直帰率:リニューアル前(40%)→リニューアル後(30%)
・キーワードの検索順位:リニューアル前(圏外) →リニューアル後(10位以内)
当社の施策によって、Webでの認知拡大が確実に実現しつつあります。今回のサイトリニューアルの最終的なゴールは、サイトへの訪問者数増加、資料請求、販売店への誘導の3つ。今後も、オウンドメディアの運用支援をメインに、サイトのデザイン改修や被リンクによるSEO対策など、八木研様のWebでの認知拡大をトータルで支援。最終的なゴールに向けて、継続的なサポートを行っていきます。
株式会社 八木研
http://www.yagiken.co.jp
仏壇のあるリビング
http://www.1-butsudan.com
コンサルタント
荻田 勝也お電話でのお問い合わせ
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