CLIENT : 大阪シーリング印刷株式会社
CLIENT : 株式会社タムロン
空間デザイン
イベントプロモーション
背景/課題
タムロン様は「写真関連事業」「監視&FA関連事業」「モビリティ&ヘルスケア、その他事業」の3つのセグメントで、大きく変化する社会の中、光学のスペシャリストとしてお客様のニーズを発掘し、革新的な商品開発を行っています。
コロナの影響で4年ぶりの開催となったイベント「CP+ 2023(※)」への出展に際して、「お祭り感を出していきたい」というタムロン様からのご要望に応えるには、 コンセプト設計をはじめブース造作、レイアウト、ブース・イベント運営一式など、トータルでのご支援が必要でした。
また、toC向けの展示会イベントであったため、ターゲット設定から新規ユーザー層に対して刺さるコンテンツを検討し、ブランド認知・会員サイトへの誘致施策・国内市場におけるユーザー情報収集まで考慮したブース設計と運営体制が必須条件に。コロナが再び拡大する可能性もあり、イベント開催2か月前まで実施が確定されないという不透明な状態ではありましたが、「空間×イベント×コンテンツ」の総合プロデュースが必要となる案件であったことから、ぜひ大伸社ディライトのチーム力で臨みたいとの思いでご支援させていただくことになりました。
※CP+2023:カメラと写真映像のワールドプレミアショー「CP+ Camera & Photo Imaging Show 2023」の略称
施 策
コロナ禍による自粛ムードが徐々に解けていく中、活気を感じる場になればと「祭り」をテーマに「青森のねぶた祭り」を表現し、機能的なレイアウトや印象に残るデザインと合わせて、「活力を感じるブース」をつくることをテーマにコンセプト設計いたしました。
ねぶた祭りといえば、無形重要文化財にも指定されている青森を代表するお祭りです。その魅力はねぶた職人の「作り手」としてねぶたにかける想いと技術。同じくレンズづくりに想いと技術を傾けるタムロン様の世界観とリンクさせた演出として、ねぶた祭りの熱狂を再現した迫力あるブースデザインとしました。
正面右手の被写体撮影体験エリア(下記画像ご参照) では、中型ねぶた2体とモデルを起用し、手に取ってタムロン様のレンズの使いやすさを実感してもらえるブースデザインとしました。
正面左手はプロカメラマンによる登壇ステージとし、実際にタムロンレンズで撮影された作品とともに、撮影に関するアドバイスやレンズに搭載されている技術などを紹介し、製品認知や興味関心を促進するエリアとしました。
プロカメラマンによる40分の登壇を8回転させ、各登壇の間の20分のブレイクタイム中に被写体エリア(ねぶた)へモデルを配置し、ブース全体として賑わい感を絶やすことがない運営を実施。また、会期中の音響調整や演出照明など迅速に対応し、ブース集客に対しても細かな配慮をし、大いに盛り上げることができました。
イベントを円滑にコントロールするために、各コンテンツのスケジュール管理も徹底いたしました。
成 果
ブースの位置が入り口側に近かったこともあり、ご来場者の反応も非常に良く、展示会場を大いに賑わせました。撮影いただいた写真をSNSにて拡散してタムロンブランドの認知向上にも大きく貢献いたしました。
登壇されたプロカメラマンから、撮影の極意などお伝えいただいたことで、登壇終了後に被写体エリアでの実体験で共感を得ることに成功し、ブース内は大盛況となりました。
タムロンご担当者様からも、「ねぶた祭りをコンセプトに起用したことで会場内では異彩を放っており、木目の壁面デザインで他社との差別化にもつながりました」とお褒めのお言葉をいただきました。
また、非常にありがたいことに2024年度のCP+のご発注もいただき、このお取組み以降、タムロン様からはイベントだけではなく統合報告書などIR関連の企画・制作に関するご相談など、多岐にわたる領域の支援についてご依頼いただく機会が増えております。
今後もタムロン様の事業発展に向けて様々な方面でご支援できればと考えております。
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