2020年03月11日
DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する企業が増える一方で、
どこから着手すればよいのか明確にできていない企業もまだまだ多いのではないでしょうか?
これまでPIM(製品情報管理)をシステムとワークフローの両面から導入サポートしてきた
私たちが今一度押さえておくべきポイントをまとめてみました。DX推進の一助になれば幸いです。
昨今私たちのビジネスの現場では、データが爆発的に増加しています。
そしてAIやIoTといった技術が進化しビジネスに変革をもたらしています。
そういった変化をチャンスに変えるためにもデジタル化を進めることが重要であるということは、これまで以上に実感できるようになってきたのではないでしょうか?
DXという言葉が注目されているのも、今後企業が生き残るために必要な要素であることが認識されつつあることを物語っています。
そして私たちが提供するPIMソリューションサービスは、DX推進に於いて重要な役割を果たしています。
DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する環境を整備する上でも企業内の情報をデジタルデータ化することは初めの第一歩と言えます。スキャナーやデジタルカメラの性能が向上し、写真や紙で保管されている情報をデジタル化することは現在ではそれほど難しいことではなくなってきました。
さらには画像情報からOCR(光学的文字認識)によってテキストデータ化する技術も一般的に使われるようになってきました。私が知るコピーやスキャニング専門店でも図面や文書などのデジタルデータ化の業務でスキャナーは絶えず稼働している状態です。
紙で保管することによるコスト削減や検索性の向上という点からも至極うなずける気がします。
このように、デジタルデータ化の技術的ハードルは下がり、誰もが利用できる環境になってきたと言えます。しかし企業がデジタルデータを使ってビジネスに生かすためには、一元的に管理されている状態が求められます。言葉としては理解しやすい概念ですが、実際に進めるとなると、結構ハードルの高い作業なのです。
私たちが日頃恩恵を被っているGoogleやYahooによる検索結果も、情報が一元管理されているお陰なのです。PIMにはデータに意味を持たせ、検索結果の見やすさや関連情報へのアクセスを容易にするなど、日々変わっていく情報を継続的に更新するために最適な機能設計がなされています。
では、どのようにすれば企業内で情報の一元管理ができるようになるのでしょうか?
スキルを持ったメンバーが、データベースソフトを使っていきなり設計すればうまくいくでしょうか?
それだと、次々に出てくる要望や設計範囲の変更によって途中で挫折していまいそうですね。
そうならないためにも、目的(何を解決するのか?)と範囲(どこまでを対象とするのか?)についてしっかりと整理することをお勧めします。
企業が持つ情報は多岐に渡りますので、出来るだけ多くの方に関わってもらうことも大事なポイントです。特に構造設計などは情報管理部門やベンダーに任せ、設計書を共有することで、全体を俯瞰的に見るのにも便利です。
構造設計は、商品やサービスとともにアップデートが必要で、一度作って終わりではありません。最終的に自分たちのビジネスにどのように役立てるのかを共有しながら組織的に取り組める体制作りが重要です。これはDX推進の上でも大きな意味を持ちます。
DX推進を加速するPIM導入という趣旨でここまで書いてきましたが、企業の情報を一元化するということは、組織横断的に情報収集することを意味します。企業内に推進部門があれば別ですが、同一組織内の一部門や一担当者が組織横断的にプロジェクトを進める役割を担うのは、かなり荷が重いですし、色々な軋轢も生まれてきます。
私たちは、その課題を解決する手段として第三者的な立場のパートナーとしてプロジェクトに加加わります。例えばアスリートの傍にトレーナーが付いてフォームなどのチェックを行ってもらうのは、自分ではなかなか気づけない部分を自分以外のもう一つの目で見てもらうことによって調整したり改良したりするためです。
現状を正しく認識することによって成長スピードが高まるわけです。一見するとデジタル化やシステム導入とは無関係のように聞こえるかもしれませんが、とても大事なプロセスなのです。
私たち大伸社ディライトのPIMソリューションは、アスリートにとってのトレーナー的な役割を目指しています。
PIM導入までのプロセスは、蓄積データや他システム連携によるデジタルビジネス展開への土台作りと言えます。
初めの一歩を踏み出すためにもまずはこちらまでお問い合せください。
最後までお読みいただきありがとうございました。