2021年09月10日
「Web展示会とはどういったものか知りたい」と気になってはいませんか。
現在新型コロナウイルスの影響で、リアル展示会の多くは中止されています。リアル展示会に代わって、Web展示会が多く開催されるようになっため、どのようなものか気になっている方が多いでしょう。
そこで、本記事ではWeb展示会とはどういったものか解説します。Web展示会のプラットフォームを厳選して3つ紹介するため、Web展示会の開催を検討している方は参考にしてください。
Web展示会とはWeb上で開催される展示会のことであり、バーチャル展示会やオンライン展示会とも呼ばれます。
これまでリアル展示会が多く開催されてきましたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響でWeb展示会に注目が集まっています。Web展示会は人と密にならないため、安心して展示会に参加できるのです。
Web展示会としばしば混同されるものに、ライブコマースといったものがあります。ライブコマースはライブ配信とECサイトを組み合わせたもので、動画をライブで配信して、視聴者をECサイトに誘導する販売形式です。
Web展示会とライブコマースは、オンラインで参加者や視聴者にサービスを紹介する点で共通しています。しかし、ライブコマースの方がWeb展示会よりも購買へつなげる意味合いが強い点で異なっています。
Web展示会とリアル展示会の大きな違いは、参加者と対面できるかどうかです。
リアル展示会の場合はブースを訪れた参加者とそのまま対面で商談ができました。それに対してWeb展示会の場合は、成約まで非対面でおこなわれることが多いです。
その他にも、Web展示会とリアル展示会は開催費用などさまざまな点で異なっています。以降の章で、リアル展示会と比較しながらバーチャル展示会のメリット・デメリットを説明しているため、ぜひ参考にしてください。
これまでWeb展示会とはどういったものか説明しました。この章では、Web展示会でどういったことがおこなえるのか説明します。
Web展示会でおこなえることは、主に以下の4つです。
あらかじめ用意した画像や動画で製品を紹介します。ARやVR技術を用いると、臨場感も演出できます。
リアルタイムでセミナーをおこなったり、あらかじめ録画したセミナーの映像を流したりできます。
チャットやオンライン会議ツールを利用して、非対面でオンライン商談ができます。
参加者はボタン一つでサービスに関するカタログやPDFをダウンロードできます。
この章では、Web展示会のメリットを解説します。Web展示会の主なメリットは、以下の3つです。
これより順番に説明していきます。
Web展示会のメリットの一つに、展示会の開催費用を抑えられるといったものがあります。
Web展示会は特定の会場を必要としないため、会場のレンタル費用はかかりません。ブース設営費や交通費・宿泊費・チラシなどの印刷費も削減できます。さらには、参加者もオンラインで参加できるため、交通費は必要ありません。
それに対しリアル展示会を開催する場合は、ブースの出展費だけではなく、ブースの設営費や人件費などがかかります。なお、1小間の出展費用の相場は約30万円ほどで、ブース設営費の相場は約50~100万円です。
Web展示会は天候の影響を受けないといった魅力があります。
Web展示会はWeb上で展示会を開催するため、豪雪や豪雨といった悪天候でも、問題なく開催できます。参加者も会場まで移動する必要がないため、悪天候で交通機関がストップしていても、支障なく来場することが可能です。
それに対しリアル展示会の場合、参加者は会場まで移動する必要があるため、天候の影響をもろに受けます。参加者がどれだけ展示会に行きたくても、悪天候で交通機関がストップしてしまい、会場にたどり着けないこともあります。このように、リアル展示会は展示会の開催前に多くの人が来場することが予想されていても、天候によって来場者数が大幅に減ってしまう可能性があります。
Web展示会には、参加者の情報を取得できるといったメリットがあります。
Web展示会に参加した人の性別や年齢などを自動で取得できるため、データを分析すれば今後の営業活動に活かせます。参加者に回答してもらったアンケートの集計もおこないやすい点も魅力です。
それに対しリアル展示会では、紙で入退場を管理していることが多く、なかなか参加者の行動を把握することは難しいです。さらには、手書きで書いてもらったアンケートの集計にも手間がかかります。
これより、Web展示会は参加者の情報を簡単に取得できる点において、リアル展示会よりも優れていると言えるでしょう。
これまでWeb展示会のメリットを解説しました。この章では、Web展示会のデメリットを解説します。
Web展示会のデメリットは、以下の3つです。
これより順番に説明していきます。
Web展示会には、PULL型の営業になるといったデメリットがあります。PULL型の営業とは、来場者から問い合わせを受けてから対応する営業手法です。
Web展示会は、リアル展示会のように呼び込みをしたり、チラシを配ったりできません。来場者が自社ブースに足を運ぶことを待つ姿勢となります。
それに対し、リアル展示会の場合は自社ブースの前を通りかかった来場者に声をかけられます。声かけがきっかけで自社サービスに興味を持ち、最終的には商談につながることもありえるのです。
Web展示会を開催する場合、展示会場となるサイトを構築する必要があり、手間と費用がかかります。サイトにどのような機能を搭載するか検討するなど、やることが多く、コンテンツ制作になかなか時間を割けないこともありえるのです。
そのような場合は、Web展示会ツールを利用するのもひとつの手です。自社でサイトを構築しなくても、既に完成したプラットフォームを提供してくれるため、サイト構築の手間を削減できます。
記事の後半でおすすめのWeb展示会プラットフォームを紹介しているため、ぜひ参考にしてください。
Web展示会はリアル展示会のように参加者がサービスを触るといった体験ができません。ブースの外から見えたサービスが気になってブースに立ち寄ることがないのです。
現在、ARやVRなど最新技術を使った展示会が開催されています。しかし、どれだけリアル展示会のような臨場感を演出できても、物理的な体験ができないことに変わりありません。
そのため、参加者に自社サービスの魅力をどのように伝えるのか工夫する必要があります。
これまでWeb展示会でおこなえることやメリット・デメリットを解説しました。この章では、Web展示会ツール「meet×meet」を活用したWeb展示会の事例として、JAPANTEXを紹介します。
JAPANTEXは日本最大級のインテリア&ファブリックスの見本市です。展示会は長期にわたり開催されており、2021年で40回目を迎えます。
これまではリアル展示会でしたが、40回目の2021年はバーチャル展示会として開催されます。そのときに利用されるWeb展示会ツールが「meet×meet」です。ブースに担当者の顔が表示されるため、オンラインであるにも関わらず、参加者は対面で話しているかのようなヒト気を感じられます。
ちなみに、以下の記事でWeb展示会の事例を複数紹介しているため、ぜひ併せてご覧ください。
この章では、Web展示会の開催手順(やり方)を紹介します。開催手順は、以下の通りです。
展示会のテーマを決めて、どのサービスを紹介するのか決定します。
メールマガジンやSNS・プレスリリースなどを活用して、Web展示会の集客をおこないます。
Web展示会で使用するコンテンツを作成します。
通信トラブルや不具合が起こったときのためにスタッフ数人は待機しておくことをおすすめします。
この章では、Web展示会のプラットフォームを厳選して3つ紹介します。
紹介するWeb展示会のプラットフォームは、以下の通りです。
これより順番に紹介していきます。
「meet×meet」は、株式会社大伸社が提供するWeb展示会のプラットフォームです。ブースで担当者の顔が表示されるため、参加者は安心感や気軽さを感じて話しやすい点が魅力でしょう。そして、そのまま商談を行うことも可能であるため、リアル展示会さながらの商談獲得の場として利用できます。
「Airmesse」は、セキュアロジック株式会社が提供するWeb展示会のプラットフォームです。パノラマ・バーチャルリアリティ(P-VR)といった技術を活用して、リアル展示会のような臨場感を演出します。リアル会場をパノラマ撮影して掲載することも可能です。
WEB EXPO Masterの公式ホームページで詳しく見る
「WebEXPO Master」は、株式会社システムズナカシマが提供しているWeb展示会プラットフォームです。チャットボット機能が搭載されている点が魅力で、チャット履歴を確認するだけで来場者の興味・疑問を把握できます。
現在(2021年8月時点)、1ヶ月無料トライアルを実施してるため、気になる方はぜひお試ししてみてはいかがでしょうか。
本記事では、Web展示会のメリットやデメリット・開催手順を紹介しました。ぜひ本記事を参考にして、Web展示会の開催を検討してみてください。
ちなみに、当社大伸社ディライトでは「初めてのオンライン展示会を成功に導くポイント」を解説した資料を提供しています。これからオンライン展示会の開催を検討している方は、ぜひ資料をダウンロードしてください。