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どうする?紙の販促ツール制作における環境配慮

2021年06月25日

昨今、SDGsをはじめ環境への配慮が各企業に求められています。企業としての取り組みはもちろん販促担当者さまにとっては、紙の販促ツールへの環境配慮についても悩ましいポイントなのではないでしょうか。デジタル化が進む中でもなくなることはないと考えられる紙媒体。この記事では、環境に配慮した紙・加工についてご紹介します。

SDGsと紙資源

ここ数年、特にコロナ禍に入ってから、弊社ではデジタルでの営業活動の支援施策のご相談を本当によくいただいております。カタログをデジタルに移行したいというお話もあるのですが、そういったお客様の中には、「現場の営業担当者からは紙のツールも残してほしいという声をきいている」とお伺いすることが頻繁にあります。リアルでの営業活動場面によっては紙媒体は営業しやすさがあり、デジタル化が進む中でも企業が企画制作する紙媒体がゼロになることは無いのではないでしょうか。

そんな中、企業の担当者さまが考えないといけないのが、紙のツールの環境への配慮です。

ご存知の通り、昨今、SDGsをはじめとした地球の環境への配慮は世界的な喫緊の課題として取り上げられており、企業もSDGsへの取り組みは必須となっています。紙資源の活用・紙媒体の企画制作についても、地球温暖化や森林伐採などの問題に大きく関わっています。例えば、以下のようなSDGsの目標と紙媒体は密接と言えます。

(国連が定めた30年後、循環可能な世界を目指すための目標)

6.安全な水とトイレを世界中に

  きれいな水は生きるために欠かせません。印刷はその水を大量に使用します。また、自然の生態系において欠かせない森林伐採を加速させるため、紙資源の活用と密接なSDGsの目標の一つです。

 

12.つくる責任つかう責任

   資源は無限ではありません。資源を使う限り、生み出したものが再生可能かどうか、持続的につくり続けられるのか、責任を持つ必要があります。

 

13.気候変動に具体的な対策を

 地球温暖化が進み、異常気象が世界各地で発生しています。地球温暖化の要因の二酸化炭素排出に森林資源である紙は密接ですし、廃棄する際にはもちろん二酸化炭素が排出されます。ツールを作り出すところから、処分するところまでを検討することが必要です。

 

15.陸の豊かさも守ろう  

  こちらも森林をはじめとした自然の生態系に関わる目標になり、紙資源と密接といえます。

 

各企業、SDGsをはじめとした取り組みを発信していますが、伝える内容だけでなく、ツールそのものが環境に配慮しているかどうかも、ツール制作時の一つのポイントとなっています。特に、会社の姿勢を示す会社案内や統合報告書などはそうだと思います。紙媒体では、丈夫さや使いやすさ、コストも考慮しつつ、企業の見え方として、環境面の配慮もしなければならないと、条件の多い中検討しなければならず、お悩みのご担当者も多いのではないでしょうか。(SDGsのロゴの掲載ルールのついてはこちらhttps://d-delight.jp/blog/contents/6816

 

「環境に配慮した」ツールとは

そもそも環境面に配慮できているツールとはどういったものなのでしょうか。例えばですが、以下のような観点で判断されます。

・環境負荷の少ない原材料からできているかどうか

・再生可能であるのかどうか

・廃棄時に有害物質を発生させないかどうか

ご存知の通りそもそも紙は木の繊維から作られるもので、地球の森林伐採などの問題の大きな原因の一つは人間の紙資源の活用です。紙は日常生活に不可欠な資源であるためゼロにするのは難しいですが、できる限り環境に配慮し、かつ持続的に活用できるようにしていかないといけません。

また、紙のツールは紙と印刷インキ、その他加工により出来上がります。紙そのものは問題ないですが、そこに施された印刷インキや加工などによっては廃棄時に有害物質が発生する可能性があります。弊社でも、多くの企業さまの制作物で、環境に配慮した印刷インキとして代表的なベジタブルインクを使用しています。ベジタブルインクは「植物油インク」とされ、大豆やヤシ、パームなどの植物油から生成されており、廃棄時に有害な物質の排出がありません。

何が環境に良いのか正解はないと思うのですが、企業活動で環境問題に取り組まれているのと同じように生み出すツールにも配慮が必要ではないでしょうか。

 

環境に良い紙

プラスチック活用に比べて環境に良いと言っても紙は地球資源を使用します。そのため、地球資源の消費を抑えているかや、再生し持続可能に活用できるかが紙選定時のポイントになります。いくつか、環境に配慮された紙をご紹介します。

・FSC認証紙(森林認証紙)

 FSCはForest Stewardship Council:森林管理協議会というNPOを指します。無計画な森林伐採等が行われないようFSCが基準をさだめており、これに則り管理されている森林にはFSC認証を与え、この認証を受けた森林を活用した紙が森林認証紙になります。 

(参照:https://jp.fsc.org/jp-jp )

・再生紙

 その名前のとおり、古紙から再生し作られる紙です。廃棄されゴミとなった紙を再活用することで、資源の節約につながります。

・非木材紙

木材以外の植物から生成される紙です。大量に発生し放置されていることも多い竹や、砂糖として活用され残ったサトウキビの残ったカスなどが活用されています。

・バナナペーパー

 これまで廃棄されてきたバナナの茎などを活用した紙になります。これは資源の有効活用につながるだけでなく、アフリカで雇用を生むなどフェアトレードにもつながっています。繊維により少しざらざらした紙にはなりますが、特徴的ですので、名刺など印象に残したいツールに活用する企業もあるようです。

 

環境に配慮した印刷加工

また、紙媒体を企画制作する際には、紙の種類だけではなく製本の種類等も環境に配慮できているかを気にする必要があります。例えば、中綴じですと、ホッチキスを使用します。ツールを破棄する際に分別を徹底するのであれば、問題ないですが、あまり環境に良い加工方法とは言えません。以下に、いくつか、環境に影響が少ない製本方法をご紹介します。

無線綴じ

定番の綴じ方になります。糊を使用し、紙を背に接着させる綴じ方です。中綴じとことなり、ホッチキスを使用しないので、分別が不要です。ただし、中綴じに比べてノドの開きにくさがあります。

糸綴じ

糸を使用し製本する綴じ方です。無線綴じよりもノドが開きやすく読みやすい綴じ方になります。こちらも、環境への影響が少ない綴じ方です。

紙リング

プラスチックや金属を使用せずにリングで閉じることができます。分別不要でそのまま廃棄できる点がメリットの一つです。デザインのポイントとすることもできます。カレンダーで使用されることが多い印象です。

PUR製本

強度のある糊を使用し背に接着させる耐久性のある綴じ方になります。また、ノドまでしっかり開ききることができ、ページ数の多い分厚いカタログの製本に適しています。

 

まとめ

SDGsが世界的に叫ばれており、自社の取り組みも発信している中で、紙媒体を企画制作する際には、そのものが環境配慮されていない場合、なんとなく矛盾を感じさせるのではないでしょうか。使い勝手やコストとの兼ね合いも考え、紙・印刷加工を検討しなければならないのは、悩ましいポイントのひとつだと思います。昨今はデジタルのご支援がとても多くなってきましたが、紙媒体の企画制作時には環境配慮についての

ご相談を必ずと言っていいほど、お伺いします。我々はもともと印刷業からスタートしております。紙媒体の企画制作はもちろん、印刷加工に関するお悩みもご相談ください。

カタログ企画制作のご支援については下記ページにてご案内しておりますので、ご覧ください。

 https://d-delight.jp/service/catalog

 

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