CLIENT : DMG森精機株式会社
CLIENT : 住友理工株式会社
統合報告書・アニュアルレポート企画・制作
サスティナブル
背景/課題
1929年創業の住友理工株式会社様では、コアコンピタンスである高分子材料技術と総合評価技術をもとに、自動車や鉄道車両用の防振ゴム、住宅用制振装置、自動車用ホース、精密樹脂製品などを製造しています。近年、自動車産業では100年に一度といわれる大きな事業環境変化の中、コア技術の進化融合を進め新たな時代にマッチした製品の創出に挑戦しています。
その改革の指針としていた「2022年住友理工グループVision(2022V)」のターゲット年度を終え、企業創立100周年となる2029年度に向けた長期ビジョン「2029V」を公表するにあたり、重要課題であるマテリアリティや、それに対する具体的な取り組み内容をステークホルダーにわかりやすく伝える手段を再検討されていました。
そこで既存のデザインを一新し、根本的な情報基盤の見直しを行うため、サステナビリティサイトのリニューアルを決定。会社案内や特設ページのリニューアルを担当していた、大伸社ディライトも参加することとなりました。
施 策
サステナビリティサイトには、統合報告書の様な定性的/定量的な網羅性を持ちつつも多くのステークホルダーの方に見ていただきやすくする必要があるといった構成面だけでなく、コーポレートサイトとのトンマナを合わせつつサステナビリティといった移り変わりの早い世の中的なトレンドを押さえる必要があるといったサイトデザイン・コンテンツとして最適か?といったポイントも検討する必要があります。
会社案内・特設ページのリニューアルを担当させていただいた事もあり、住友理工様に対しての企業理解は一定あった弊社ですが、逆に客観性を失って会社視点のCSR訴求にならないようにする必要がありました。そこでサステナビリティの知見を持ったパートナーへも提案参画を依頼、専門性とクリエイティビティを両立する形で、リニューアルコンセプト、デザイン・コンテンツならびに翻訳やCMSの提案が一貫性を持った状態になるよう意識し提案致しました。
また上記ポイントに加え、住友理工様の想いを伝えるためには?といった観点で、要件には無かった価値創造ストーリーのページデザインを提案。そういった要件に捉われない弊社の能動的な提案、実装計画や社内体制などのサポート面もご評価もあり、弊社を採用頂きました。
キックオフ後には、企業としての信頼性を担保するためにコンサルティング会社様もプロジェクトへ参画、ご意見を頂きながら提案したデザイン・コンテンツを実現するために再度インプットをしながらデザイン提案⇒議論⇒具体化を進めて参りました。
住友理工様のサステナビリティ活動を更に魅力的に発信するといった最終ゴールを目指すデザインパートナーとしてプランナー・デザイナーが推進しつつ、互いの意見を尊重しあいながら納期やすり合わせを行っていく役割をプロデューサー・進行管理が担当といった形で社内でも役割を分けて進めていくことで、無事リリースすることが出来ました。
成 果
住友理工様とのサステナビリティページの大型リニューアルは初めての取り組みであった事もあり、運営面での多くの課題も顕在化しました。ただこれをきっかけに互いの意見や考え方を理解することにもつながり、2023年9月にはデザインパートナーとして統合報告書のリニューアルもご支援をさせていただきました。今後は2029Vの実現に向けサイト内のコンテンツ拡充だけでなく社内外のコミュニケーションの活性化に向け、コミュニケーションデザインの領域で幅広くご支援できればと考えております。
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