CLIENT : 神戸情報大学院大学
CLIENT : 株式会社サクラクレパス PI事業部
デジタルマーケティング
WEBサイト構築・運営支援
背景/課題
サクラクレパス様は、1921(大正10)年創業の総合文具メーカー。世界初のオイルパステル「クレパス」をはじめ、全芯色鉛筆「クーピーペンシル」、水性顔料インクサインペン「シグマ」など、数々の人気商品を生み出してきました。昨今では、色材技術を応用してB to B事業にも注力されています。そのひとつが、プラズマ処理効果を色の変化で示すプラズマインジケーター「PLAZMARK(プラズマーク)」です。
プラズマ処理は半導体や医療機器などの製造プロセスに欠かせない工程ですが、正しく加工できているかを判断するのは困難でした。「PLAZMARK」は、プラズマ処理装置内に置くだけでプラズマ処理の強度や均一性を瞬時に評価し、連続的な色の変化で表すというもの。処理のバラツキなどを簡単かつ的確に判断でき、生産性向上に役立つツールとして各種の展示会での反応もよく、注目を集めています。
ただ、新事業ということもあり、「PLAZMARK」ブランドとして窓口がなく、問い合わせ等は本社広報部を経由するしかない状態でした。そのため、せっかくの問い合わせに対しても有効なアプローチが取れていないことが課題となっていました。
施 策
今、多くの企業で顧客情報の管理・分析にCRM(顧客管理)ツールが導入されていますが、有効的に活用するには目的に応じた仕掛けづくりが欠かせません。「PLAZMARK」の場合、できるだけ精度の高い見込み客情報を得て、顧客に応じた営業活動につなげるのが目的です。そこで、製品の特長を正しくアピールするとともに、見込み客の洗い出しを行えるWEBサイトを目指しました。
まず、キックオフミーティングで想定ターゲットと購買プロセスを議論して要件定義を行うことからスタート。検索エンジンで上位に表示されるように言葉の使い方、ケーススタディ、よくある質問の内容などを検討し、より多くの見込み客を呼び込める仕掛けを行いました。各ページはなるべくシンプルな構造とし、製品情報については動画で紹介しています。
CRMツールには「digima」を採用。問い合わせのあった見込み客情報やアクセスデータが取得でき、さらに、手動入力によって見積もりやサンプル請求などのプロセスも管理できます。つまり、その見込み客がどのページや製品に興味を持っているか、サンプル請求からどのくらい経過したのかなど、見込み客のニーズや状態がひと目でわかるため、タイミングを逃すことなく営業に活かせるのです。
成 果
プラズマインジケーター「PLAZMARK」サイトが目指すのは、まずは問い合わせ件数の増加、そしてサンプル請求、資料請求です。2017年9月のリリース以来、問い合わせ件数やセッション数、PV数、直帰率などのデータを取って分析。今は、問い合わせ後にどのようなアクションを行えば反応がよいか、サンプルを出すタイミングはいつがよいかなど、リアルな営業につなげるための有効なパターンを探っている段階です。得られたデータを元に、さらに訪問者を増やせるよう検索エンジンでヒットするサイトづくりを追求していきます。
ただキレイにデザインするだけではなく、プラズマインジケーター「PLAZMARK」をより多くの人に知っていただき、売上向上につなげる手段として、大いに活用できるWEBサイトを今後も追求していきたいと考えています。
コンサルタント
荻田 勝也
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