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オンラインショールームのメリットと活用事例

2021年06月24日

新型コロナウイルスの影響により、現実の空間を使ったショールームの設置が減少しています。ショールーム見学や、展示会イベントの開催が難しい中、ネット上の仮想空間に商品を展示するオンラインショールームが注目を集めています。
今回はオンラインショールームのメリットと設置方法を紹介します。現実世界のショールームを展開できずお困りの方は、ぜひ参考にして下さい。

オンラインショールームとは

 オンラインショールームは「ネット上に作り上げられたショールーム形式の仮想空間」と定義できます。ネット上の仮想空間に設置することで、人と直接ふれあう必要がないため、感染症へのリスクを負う必要がありません。また自社サイト内に設置しいつでも閲覧できることや、会場を借りるコストが不要であることなど、オンラインならではのさまざまなメリットから今後もリアルとデジタルの両軸で採用されていくことが予想されています。

主流はデータ量を抑えられるパノラマVR

近年のオンラインショールームにおいては、リアルに近い空間をCG上で作成し自由に散策できるものも多くございます。その場合多くの静止画をつなぎ合わせ、展開に応じて画像を切り替えるパノラマVRが主流のひとつとされています。パノラマVRは360度どの方向からでも商品を見渡せるように表現しながらも、ひとつひとつの静止画データが持つ通信量を抑えやすいのが強みです。

また部分的にCGを活用し、リアルさや豪華さを強調することで、より閲覧者への訴求を強める表現を取り入れられます。

商材にあわせた様々な表現方法

オンラインショールームの表現手法は、パノラマVRに限定されません。おすすめする商材の紹介動画と組み合わせたテレビショッピング形式や、3Dモデルをゲームエンジンで動かし臨場感を演出するなど、利用される視覚効果はさまざまです。

またオンライン上で専門のアドバイザーに直接相談できるような、双方向からのコミュニケーションを取り入れたものなど、見るだけでないショールームも実現できます。

商品の性質に合わせたさまざまな訴求方法を実現できる点も、オンラインショールームの強みのひとつです。

オンラインショールームのメリット

オンラインショールームは、オンライン空間ならではの手法で商品を効果的にアピールできます。さまざまな技術を組み合わせて完成するオンラインショールームは、現実のショールームでは実現できないような数々のメリットを生み出しています。

メリット1:非日常的な空間の演出

オンラインショールームは仮想空間で自由な表現を行えるため、現実世界で起きうる空間の広さや天候、重力といった制限の影響を考える必要がありません。

無重力空間に浮かぶアイテムの数々、何万平方メートルといった広大な土地を疾走する乗り物など、現実のショールームでは実現できない非日常的な演出を取り入れられます。

また機械の内部や建物の梁など、直接見るには困難な内部構造も、オンラインショールームなら表現が可能。内部構造を閲覧できるような現実のショールームでは再現できない演出で商品の特徴をアピールできるでしょう。

メリット2:時間と場所を問わない手軽さ

現実のショールームは、特定の会場を指定された営業時間内に訪問しなければならないという制限があります。開催される地域によっては、長距離移動や宿泊も伴うため、誰もが気軽に参加できるとは限りません。

一方でオンラインショールームは、すべてネット上でショールームの閲覧を完結できるため、インターネットがつながっている場所ならどこからでもアクセスが可能です。営業時間も移動距離も気にする必要が無く、いつでも誰でも気軽にショールームを訪問できるのは大きなメリットです。

メリット3:閲覧・購買情報を把握しやすい

オンラインショールームは、商品そのものや資料が展開されるビューポイントを仕込めます。このポイントは視覚的な効果を持たせるだけでなく、どれだけ見られているかという閲覧情報の集計にも活躍します。

またバーチャル上に展示された商品の付近にECサイトへのリンクを用意しておけば、購入へのスムーズな導線を用意できます。現物のショールームでは実現しにくい全カラーバリエーションの確認や関連商品展開も、オンラインショールームなら容易に実現できるため、購買意欲を強く刺激できるでしょう。

オンラインショールームの開催事例

オンラインショールームは、企業それぞれのカラーや商品に合わせて自由に設計ができるのが魅力です。また一度作って終わりではなく、細かく修正できるのもオンラインショールームの良いところといえます。

事例1:静止画を使った産業機械展示

とある産業機械メーカーでは、自社のホームページ上でパノラマVRを採用したバーチャルショールームを常時展開しています。

このメーカーは、バーチャルと現実の双方向性を重視したショールーム環境の構築を目的とした、デジタルツインの手法を採用。現実のショールームからより詳しい情報をバーチャルに求める動きや、バーチャル空間での検証を通じた現実空間の改善など、双方向からの相乗効果を目指せるショールームを目指しています。

一例をあげると、バーチャルショールームでは、展示されている機械にピューポイントを設置。来訪した客がどこに関心を持つかモニタリングを実施しました。実際にクリックされたビューポイントを解析した結果、入り口の方に設置された機械の閲覧率は高いものの、奥に設置された機械の閲覧率は大きく低下。また一度来訪した客はその後、何度もサイトに来訪しないことが分かりました。

そうした分析結果を踏まえ、バーチャルショールームのトップに案内図を設置し、奥にある機械へも直接移動できるようにリニューアル。何度も足を運んでもらうように営業やWeb上のお知らせで改修の告知を徹底しました。

また今後も閲覧データや営業からのフィードバック分析を続け、随時改善を図っていく予定とされています。

事例2:カメラと赤外線によるバーチャル空間

大伸社ディライトが持つ撮影スタジオは、Web上にバーチャルショールーム化されています。

このショールームは3D赤外線スキャンカメラで空間を撮影し、コンピューター上で三次元データに再現できる「Matterport」のサービスを利用。現実に存在する撮影スタジオと同じ空間をWeb上に再現しました。

撮影に使うカメラは、赤外線を使って三次元のデータをスキャンし、実在の数値を持った3次元メッシュモデルを構築します。
赤外線を使って正確に測定できるので、計測機能を使えば3D空間内の建物や家具の寸法を測ることが可能です。
また1ポジションの360度を撮影するのに必要な時間は、1分程度と短時間。撮影したデータをつなぎ合わせは、3次元メッシュモデルに撮影された画像を
自動で合成できるため、撮影した次の日には臨場感あふれるバーチャルな空間が完成します。
つまり設営が終わった展示会会場を開催前日に撮影し、展示会初日にリリースすることも可能ということです。

オンラインショールームを開催するデメリット

時間や距離、空間の制限を受けないオンラインショールームは、現実のショールーム展開を行えない企業にとって大きな救いとなる可能性を持っています。しかし残念ながらすべての環境において成果を出せるとは限らず、状況によってはサービスにリスクを抱える恐れも考えられます。

デメリット1:実体験ができない

オンラインショールームと現実のショールームの一番の違いは実体験ができないことだと言えます。商品の肌触りや質感、匂いや重さなど体験して初めて分かる情報も多く、取り扱う商品によってはオンラインショールームではうまく伝えられない可能性があります。

デメリット2:小さい商品には向かない

オンラインショールームに展示する商品は、現実の展示会で実際に手にすることが難しい大型の商品が向いています。一方で手に取れるような小さな商品は、現実の展示会で直接触れられるため、オンライン上では満足度が下がる恐れを抱えています。

またオンラインショールームのメリットには、複数の静止画や3Dデータを使って多角的に商品を見せられる点がありますが、小型の商品においては静止画一枚と比較しても情報量に大きな差は生まれません。そのためシンプルな一枚の写真を並べたページ一枚で十分というケースも多く、必ずしもオンラインショールームに並べることが最善手とはならないのです。

デメリット3:入場が手軽な分、退出も簡単

オンラインショールームは訪問した顧客が自らの意思で閲覧できる一方、現実のショールームのように双方向のコミュニケーションにつながりにくい側面を持っています。

また明確な目的を持っている顧客は見るべき商品を選べますが、目的が曖昧なまま訪問した顧客はすぐに離脱したり、そもそもショールームを訪れなかったりします。

訪問が手軽な分、退出も簡単である上、主催者側から働きかける手段も少ない点がデメリットにつながるでしょう。

まとめ

オンラインショールームは現実のショールーム展開が難しい現在、有効なプロモーション手段のひとつです。オンラインならではの特性を活かしたショールームを作り上げ、顧客へ効果的にプロモーションを行いましょう。

便利で有効な手段である一方、オンラインショールームの制作には一定のコストがかかります。もしコストを極力かけたくないと考えるなら、各社から提供されている展示会用のプラットフォームを利用してみるのもよいでしょう。

大伸社ディライトでは、バーチャル展示会プラットフォーム「meet×meet(ミーツ)」のサービスを展開しています。ミーツはパッケージサービスのため、ゼロから展示会を作らなくてもよいのが大きなメリット。オンライン上でのショールーム展開を検討されるなら、ぜひこちらの資料をご覧下さい。

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