2016年02月18日
近年、Webサイトを活用して、サイト集客~お問合せを増やしたい!ブランドをソーシャルメディアを使って、認知させたい!などデジタルマーケティング施策を検討されている企業は多いと思います。
ただ、協力会社へ提案依頼した際に「思ったような提案がなかった」「なんかイマイチだな」などの経験はないでしょうか。
実現したいことの方向性を伝えるオリエンテーションについて、事前に準備しておくポイントをまとめてみました。
オリエンテーションで重要なポイントの1つ目が【現状把握】です。
Webサイトの特徴の一つとして、反応計測性という概念があります。
具体的には近年では、GoogleアナリティクスというGoogleが提供しているログ分析ツールがあります。
そのツールを上手く活用すれば、以下の数字がつかめます。
・自社のサイトはどれぐらいの訪問数があるのか。
・どのようなデバイス(PC、スマートフォン)からアクセスがあるのか。
・サイト内のどのようなコンテンツがよくアクセスされているのか、されてないのか。
・サイト内の滞在時間はどれくらいなのか。
・どのような検索キーワードで流入があるのか(どのようなキーワードで検索されているのか)
しかし、数値を把握するだけでは、数値がただの記号になってしまいます。
ポイントはその数値から【仮説】を立てることをお勧めします。
例えば、どのよなデバイスからアクセスされているかについて、
PCで6割、モバイルで4割という結果に対して、
「もっとPC比率が高いかと思っていたが、恐らく、最終エンドユーザーは施工現場から、製品仕様を確認しているのではないか」
「製品検討段階で、簡単な情報は移動時に情報収集しているのではないか」
このように仮説をもとに、どのようなサイトにするべきかを検討していくことが重要です。
2つの目のポイントは、【目標(ゴール)設定】です。
現状と目標を埋めるために必要なのが、仮説です。
立案した仮説について、十分に社内で議論し(時には仮説を裏付けるマーケティングリサーチを実施)
優先度の高い仮説課題について、具体的な目標設定していきましょう。
例えば、目標(ゴール)設定
・現状のWebサイトでは、会社概要の紹介にとどまっているため、製品の購買までつなげたい
・競合他社にくらべ、○○が自社の差別化できるポイントであるので、○○をより訴求できるサイト/コンテンツを提供したい
仮説課題:問合せ/資料請求につながっていない。
現状の数値を見ると、アクセス数は増えているけど、企業視点で伝えたい情報ばかりを掲載し、お問合せまで誘導出来ていないのでは?
サイトリリース後、大体3年ぐらいのロードマップを描く(考える)必要があると思います。
特にWebサイトは構築後に、反応を計測し、効果検証を実施することが出来ます。
効果検証しながら、中期的なロードマップを意識し、
最終的にはどのような状態になっておくべきか。を想定しておく必要があると思います。
今回はサイトリニューアルにおけるオリエンテーションでのポイントを記載させて頂きました。
3つのポイントを整理しながら、パートナーと共有し、より本質的かつ具体性のある提案を受けれることを願っております!