2015年10月29日
“資料請求や問い合わせをしてもらいたい”“リピーターになってもらいたい”などWebサイトのゴールはそれぞれ設定していると思います。でも、最終的な売上や解析ツールが提供している標準的な指標だけを見ても結局それぞれのコンテンツがどう貢献しているのか分からない…そんなお悩みはありませんか?
今回は、悩めるWeb担当者の皆さまにユーザーの行動を基準に成果指標を作る流れをお伝えします!
例えば、自分へのご褒美に腕時計を買いたいなと思ったとき、あなたはどう行動しますか?
・ネットで検索して目星をつけ、近くの取り扱い店舗へ行き、
実物を見てからその場で買う。
・店頭に行って実物を見るが、その場で買わずにECサイトで価格比較してから買う。
・ブランドのこだわりがないため、時計好きの友人からアドバイスを貰ったり、
店員の勧めで買う時計を決める。
最終的に「腕時計を買う」というゴールに行きつくまでにユーザーは様々な状況に出会います。これは、インターネットの世界でも同じことですよね。その状況ごとに、まずは購買フローを図式化します。
このように、ゴールまでのステップを視覚化することによって、ユーザーが得たい情報は何なのかが見えてきます。
ユーザーの動きを把握したら、次はそれぞれの成果指標を具体的に設定します。たとえば、以下の2つのステップについて考えてみると、
【興味をもつ】
・サイト訪問時の平均ページ閲覧数を3ページ以上にする
【行動する】
・店舗一覧で地図をクリックし拡大させる
・購入画面で情報登録を完了する
など、具体的にどういう行動をして欲しいのかを設定していくことによって、明確に指標を設定することができるようになります。
その他、既存コンテンツをステップごとに整理していくことで、「知識を深めるための情報が少ないな」「比較できるようにリニューアル商品のポイントをもっと分かりやすく掲載したほうがいいのでは」など、不足している領域の把握が可能になり、無駄なコンテンツの見直しや有効なコンテンツ開発にも役立てることができます。
それでもなかなかユーザー視点で考えるのは難しい…という声も聞こえてきそうですが、自分だったらどう行動するのか?という視点で考えてみることが、ユーザー視点で考えるという第一歩になりますよ!
大伸社ディライトでは、今回ご紹介したような効果的な成果指標の設定やユーザー視点に基づくコンテンツ開発を通じたデジタルマーケティング施策のお手伝いもしています。ぜひお気軽にご相談くださいね!