2016年07月14日
大伸社ディライトでは2週間に1回、部署を横断しての会議『デジタルマーケティング推進共有会』を実施しています。
中心となるのは具体的な成功事例・失敗事例を共有とディスカッションです。
クライアントの言葉や反応、クライアント内でのハードル、プロジェクト実施後の成果や現状など『その現場でしか得られなかった情報』をシェアし、自分の提案や面談に活用することでより成果へ貢献するご支援となるためのインプットの時間となるように活動しています。
今日はその共有会の様子を皆さんへお伝えしたいと思います!
プロジェクトには失敗や予想外のユーザーの反応はつきものです。その一例を紹介します。
あるブライダルサービスを運営する企業様で、来館予約数をKPIに設定したランディングページとオンライン広告を展開しました。ログ解析によって戦略的に展開するとともに、集客後に来館予約へ導くための2つのページの作成を提案しました。
デザイン案A:理想のパーティーイベントをイメージ頂ける綺麗なデザイン
デザイン案B:詳細の情報などを中心とし、来館予約バナーを明確に配置したデザイン
の2つを作成し、クライアント評価の高かったA案を先に展開することに。
皆がAサイトだけで良いんじゃないの?と思いながらも2016年1~5月にて展開~分析した所、なんとB案の方がサイト訪問数~来館数の増加へ貢献したのです!それも誤差の範囲ではなく、データにて明確な差がありました。このように予想を覆す結果が数字として表れたものの、本当にお客さんが必要としている情報やイメージなどの方向性を明確にすることができました。
※その後のディスカッションでは若い女性社員から『Aサイトは綺麗にまとめられている印象がありますが、自分とは違う世界のことに感じます。逆にBサイトは料理、価格など 詳細が詳しく説明されていて一回話を聞いてみようかな、と思いますね。デザインも庶民的ですし来館予約のハードルも低いんじゃないでしょうか?』とのコメントもありました。
・・・すごくリアルな20代女性の意見、やはり女性は男性よりも現実的なのでしょうか?(ちなみに弊社の営業担当社員の男性はA案をかなり推していました笑)
また事例をもとに、同じ悩みを抱える企業様へのご提案へ活用できるようなソリューション共有も実施しています。今回はBtoB企業様でリード獲得施策のプロジェクトを実施した社員より、自らの事例をモデルとした基本フローの共有がありました。
特にBtoB企業様の場合、デジタルマーケティングの必要性を経営陣へ理解いただくことに苦労している方も多いため、担当者の方が推進しやすいようご支援していくことが必須です。
その際に一番のボリュームゾーンであり、ポイントとなるのが初回~2回目の面談時に細かい擦り合わせをしておくことです。デジタルマーケティングは概念的な説明に陥りやすく個人によって考え方が異なっている可能性が大いにあります。序盤の部分ではありますが、この時点でしっかり合意形成しておくことがその後実際のプロジェクト成功に大きく左右してきます。
もう一点はご提案後の最終決定ポイントです。ここでは弊社の方で関与者集めて、説明会を実施することをご提案させて頂き、担当者様をサポートするといったアクションも行います。
そうすることでプロジェクトの進行がスムーズとなり、経営陣や保守的な方々を説得するための合意形成も担当者様単体で説明するより強固となるため、担当者様から喜ばれることが多いようです。
※私(左上)も渾身の発表をしています笑
弊社ではクライアントの課題解決や目的達成のためにご支援することを価値としています。
実施すること自体はあくまでもクライアントで、社内にいる『抵抗勢力の排除』が大きなミッションの一つと考え、クライアントの成果へ貢献するためにご支援の必要性に気付いて頂く場面から、推進するハードルのブレイクスルーまで一貫したご支援を目指し、この会を実施しています。
これからも更に社員同士高め合うこの会を積極的に実施し、
皆様のマーケティング支援をさせて頂きますので引き続き宜しくお願いいたします!
コンサルタント
荻田 勝也デジタルマーケティング領域における戦略策定から施策実行までのプロジェクトマネジメントを担当。 ビジネス成果の貢献に向けて、既存の枠に捉われない新たな枠組みや仕掛けを考え・実現していきます!