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学部ごとに情報発信にばらつき…大学サイトで一貫したユーザー体験を与えるには?

2016年03月16日

近頃、Webサイトリニューアルを計画されている大学の広報ご担当者様と商談をしていると、下記の様な課題を伺うことが非常に増えているように感じます。

「各部門や学部ごとに情報発信を積極化しているが、発信量、発信内容ともにばらつきがあり、全学としての統一感が出せていない・・・」

この課題が生じている背景としては、自由度の高いCMS実装が増えていることや、SNSが普及したことによって情報発信のハードルが低くなったことがありますが、一番の原因は、大学としての情報発信に関する「軸」の定義が曖昧かつ、部門・学部間での共通認識が持たれていないことにあります。

そのような課題をお持ちのクライアントに対して、当社ではWebサイトリニューアルの『戦略策定』を実施しています。

戦略策定』とは、大学としてどのような情報を発信するかを考えるにあたり、現状のサイトから課題を洗い出し、ベンチマーク先との比較も踏まえ、戦略的かつ組織的に理想の状態を方針として定めるというものです。実際の『戦略策定』では、市場分析や競合分析、ログ解析など多角的な観点からマーケティング課題を抽出し、その上で戦略を立てますが、今回のコラムでは、現在運用しているサイトにどのような課題があるのかを探る「サイト診断」のプロセスについてご紹介いたします。

サイト診断においては、特に下記の3つの視点で分析・診断いたします。

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1つ目の視点は「情報構造」についてです、現在のサイトが利用者の要望や目的を満たすために情報がカテゴリー別に整理されているか、優先順位に応じた場所に位置しているかなど、サイト内で取り扱っている情報の構造について診断・分析を行います。一見、綺麗に情報がカテゴリー分けされているように見えても、受験生が志望校を絞り始めるタイミングや、在学生が入学後3か月経過したタイミングなど、利用者の具体的な場面の目線に立った時には、必要な情報がサイト内に点在してしまっているということも珍しくありません。

次に「構成・機能」に関する視点です。これは、サイト利用者が実際にサイトを利用するにあたって、画面の構成やボタンなどがユーザビリティ・アクセシビリティの視点において、課題・問題が生じていないかを診断するステップです。例えば、全学で新規受験生獲得に注力しているはずが、資料請求のボタンが他項目の後付けになってしまったため、扱いが小さくなってしまったり、学部のイベント情報が公式トップに並列で並んでしまったがために、全学のプレスリリースが埋もれてしまっていることもこの視点に含まれます。

最後は「視覚表現」です。サイトを通じて利用者に印象づけたいイメージが正しく伝わっているか、サイトの視覚的要素が構造化されているか診断・分析を行います。ファーストビューで目にするメインのイメージ画像やデザインフォーマットが古いという印象を与えるものになっていないか、大学の説明、紹介がテキスト中心のままで読みづらいものになっていないか、アイコンの強弱や、色調がバラバラになっていないか、特に学部サイトを前に出し紹介する場合、この視点が重要です。スマートフォンからの閲覧が急増している現状を考えると軽視できないポイントですね。

情報構造」「構成・機能」「視覚表現」この3つの視点でサイトの現状の課題を抽出していくと、

どのように情報を発信していくべきか改善の方向性がみえてきます。

各部門、学部で運用しているサイトそれぞれの課題を明らかにし、改善の方向性を共有していくことで結果として情報発信のクオリティ、ボリュームにばらつきのないサイトとなり一貫したユーザー体験を与えられるようになるのです。

上記プロセスに関する詳細や、当社実績などご関心をお持ちの方は、

問い合わせ先よりご連絡の程、お待ちしております。

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