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大規模プロジェクトの推進のヒントに!フコク×大伸社ディライト共催セミナーレポート【後編】

2022年11月22日

今回は、2022年10月11日に開催された特別イベントの内容を、前編と後編の2本立てでお届けします!

前編でご紹介したコミュニケーション策定までのエピソードを踏まえ、後編では実際にどう動いてプロジェクトを成功に導いたのか、またどのような成果があったのかについてもご紹介いたしますので、是非ご参考下さい!

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目次

・Chapter03:どう関与者を巻き込むのか
中心メンバーが率先して当事者意識を持ち発信していくことで、大規模プロジェクトでもキャンペーンへの幅広い共感を獲得
・Chapter04:プロジェクトの成果と今後の展開
統一されたコンセプトの策定、理解、社内外への啓蒙により、キャンペーンの増加だけでなくフコク様へのファン増加も達成

 

どう関与者を巻き込むか

荻田:
では次に、このコンセプトをもとにどう関与者を巻込んでいったのかについてお話しできればと思います。

内海:
やはり大きな仕事になると、中々どうやって進めていいのかわからないという部分が、一番初めのお悩み事になることが多いです。長期間の取り組みや取り組み規模が大きかったりすると、いかに周りの方を巻き込んでフォロワー(支援者のこと)を増やせるか、同じ方向に向かって一緒に動いてくれる人を作って増やせるか、ということが重要になってくると思います。

そこでのポイントは“浸透”と“自分ごと化”ですね。同じ考え方、姿勢を浸透させて、当事者意識を抱いてもらうことが重要となってきます。

今回の案件においては、対内的には社内メンバー、対外的にはユーザー、世間一般の方々に対して、「いいwho&who」キャンペーンを浸透させ、共感、自分ごと化してもらうことが重要でした。

その中で、どうやって共感に至ってもらうか、至るまでに何が必要かを考えると、中心メンバーの高い熱量が「それぞれの自分ごと化」を達成する上で欠かせないと思います。

特に、今回の案件では、牛窪さんが非常に熱量高く取り組んでくださったことが印象的です。

中心メンバーとなる方が社内の小さな取り組みのからプロジェクト推進のために熱量をたくさん注いでくださったことで、効果的なプロジェクトの推進となったのではないかと思っております。

牛窪様:
内海さんありがとうございます、褒めて頂いたからプレゼント差し上げたいところです(笑)。

総合企画室で100周年プロジェクトを進める上で、ゴールがないプロジェクトであったので、何か爪痕を残したいという熱い気持ちで、社内にメール配信したり、熱量を持って社員に伝えることに注力しましたね。まずは自分の言葉で良いwho&whoを説明できるようにして、熱意を持って伝えられるよう努力しました。

菊永:
牛窪様は「いいwho&who」のキャンペーンを自分の言葉にして伝えてくださっていて、凄いなあと思ったことが印象に残っております。牛窪様が率先して「いいwho&who」のキャンペーン、【THE MUTUAL】について理解を深め、社内に広めてくださったからこそ、社内外に浸透できたと思っております。

このように、非常に熱量高く取り組んで下さったことを踏まえて、牛窪さんを奮い立たせる要因はズバリ何だったのですか?

牛窪様:
ファンを増やしたいということですね。それにつきます。ファンを増やすためには、まずは自分が理解して、お客様に納得してもらうまで伝えないといけない。その為にも、腹に落ちるまで自分が理解することを意識していました。あとは、責任感を持って取り組んでいたことですね。富国生命といえば「いいwho&who」と言ってもらえるくらい浸透させたい。そのためにもまず自社から取り組もうとしました。

荻田:
我々も、仕事という枠組みを超えて、1プロジェクトを作り上げる仲間意識みたいな熱意を持って取り組んでいましたね。

内海:
次に、目的達成のためのロードマップについてですが、THE MUTUALを体現するためのコミュニケーションコンセプトを考えて終わりではなく、中長期的なゴールを定め、そのために何が必要か、どのような順番でするのが良いのか、など詳細を決めながら進めていきました。創業100周年に何をするかについても進めていきましたね。

荻田:
5月くらいにフコク様から相談受けましたが、営業として、クリエイティブディレクターに抽象的に投げてしまったのではないかと反省していますが(笑)、体感としてはどうでしたか?

内海:
細かい部分は色々考えましたが、コンセプトが決まっていたのでそこまで難しくはなかったです。

様々な取り組み案がありましたが、その中でも「いいwho&who」の案を取り上げて、実現に向けて取り組みました。

菊永:
コンテンツについては、明確な役割分担は決めていなかったですね。逆に、コンセプトをもとに、メンバー全員で同じ方向を向いて様々な案を出し合った、本当のチームプレーができたのではないか、と感じています。

荻田:
そうですね。あえて施策担当を割り振らなかったのもポイントですね。

内海:
【THE MUTUAL】の体現についてですが、企業活動の中で日々フコクの人にTHE MUTUALを体現してもらうことが目的でしたが、より身近にTHE MUTUALを感じてもらうため、皆さんが普段実施していることの中で、【THE MUTUAL】につながっていると感じてもらえるような施策をご提案しました。

菊永:内海さん推し案は何ですか?

内海:
画像ジェネレーター推しです。作った人のものを、他の人が見て「私もやりたいな」と思ってもらえるのが、時流に乗っていると感じていました。

菊永:
牛窪さん、ぜひ次回の参考にお願いします!(笑)

荻田:
牛窪さん、その他、【THE MUTUAL】の為に注力している最近の取り組みなどはありますか?

牛窪様:
オリジナルTシャツを作成したり、最近だとフコクのYouTube動画も作成しましたね。皆さん忙しいと思いますし、手ではなく、耳で感じてもらうところがポイントです!

荻田:
確かに、耳を活用した取り組みは新しくて良いですね!

そういった施策のご提案を重ねながら、現在現在進行形で、[いいwho&who」のキャンペーンと、エピソードグランプリの募集を実施しております。実施中の施策についてのご説明を、内海さんお願いします。

内海:
はい。去年「いいwho&who」キャンペーンのためのオリジナルキティちゃんをサンリオさんと作成しましたね。フコク様はキティちゃんがイメージキャラクターだから登場してもらわないのは勿体ない、ということで(笑)

菊永:
キティちゃんのリボンがレインボーカラーである点については、何か意味があるのでしょうか?

内海:
はい。「LGBTQ」、「垣根をなくす」という目的で、LGBTQのシンボルカラーの6色で虹を作ったエピソードがあります。本来の虹は7色なのですが、あえて6色にしました。

そのキティちゃんに出演いただきながら、大切な人との思い出エピソードを募集しているキャンペーンを実施しております。

菊永:
また、創作言葉部門については、「人と人の間に何か文字を入れて、新たな言葉を作り出すキャンペーン」となっておりまして、誰でも取り組みやすいと思いますので、お気軽にご参加頂けたらと思います。詳しくはホームページをご覧ください(※今年のキャンペーン期間は終了しております。また来年ご応募お待ちしております!)

 

プロジェクト成果と今後の展開

荻田:
最後に、どういった成果が出たのかについてお話しします。こちら去年のお話ではあるんですけども、応募総数3000件という目標に対して、想定を超える7000件という結果でした。結構Web広告での反応が良く、TwitterとかFacebookだけではなく、Instagramですね。そういったところで、フコク様のファンになってもらいながら、応募数も増やしていくといったところの成果を出すことできました。こちらもやはり先ほどのコンセプトが統一されているところと、社内外へ啓蒙がポイントだったかな、と思っております。

それも踏まえ、今年以降の展開について、菊永さんお願いします。

菊永:
2022年度以降の展開については、キャンペーンに参加いただいたファン同士が繋がることができる、より広がりを意識したインタラクティブなキャンペーンを実施できたらと思っております。何度参加しても楽しんでいただけるようなキャンペーンを実施していきたいと思っております。

荻田:
なので、今後は、フコク様視点ではなくて、世の中の社会的な情勢に合わせて、フコク様がそこに出ていき、ユーザーの方の生活に合わせていくコミュニティを作るところを意識していければと思っており、今後こういったキャンペーンを行っていきたいと考えております。

内海:
これまでの話をかんたんにまとめます。一つ目は目的を見据えたプロジェクト全体像策定というところですが、抽象的なことが具体的なことに変化していくのはわかりやすいですが、わかりやすいが故に、手段が目的になりがちです。そうでは無く、日々のことは全て目的達成に繋がっているという意識を持って活動していくことがやっぱり大事になります。

ロードマップをしっかり立てて、大きな目的のためにどういうふうに刻んでいったらいいのかという計画を立てることがまず一つ必要かなと。そうすることで軸がぶれないコミュニケーション戦略を考えることができますので、大事なポイントだと思います。

二つ目はパートナー選定です。中々施策が具体的にならないと動いてくれないパートナーさんは結構多いのですが、その点において大伸社ディライトは「こんな状態だけどどうしよう」といったところから相談に乗ることができます。そこから一緒に考えられるパートナーであり続けたいと思っております。

最後のポイントは、プロジェクト担当ですね。テクニカルなところももちろん大切な部分でありますが、結構気持ちが大事だなと思うことが多々あり、このプロジェクトを通して私自身も勉強になったと思っております。

今回の案件に関しましては、正直牛窪さんの熱量に引っ張られてついていった、みたいな部分もあるかなと思っています。立場関係なく、全員一緒になって作っていったということが感じられるプロジェクトだったなと思っております。以上の3つがプロジェクト成功のポイントだと考えております。

荻田:
ありがとうございます。最後に牛窪様からコメントありますか?

牛窪様:
今のお話を聞いていてこれは絶対言いたいと思ってたんですが、去年選ばれた大賞の2つの作品って、夫婦じゃないんですよね。夫婦の関係じゃなくて、グランプリはね、おじいちゃん世代から孫世代に受け継がれていく時計のお話ですよ。もう一つ、斎藤工賞はね、幼稚園の先生と園児でしたね。夫婦に限らず、人と人との関係性を描いた作品が受賞した訳ですが、どちらにも共通する点としては、最後必ず、書いていないけど伝わってくる想いは、「ありがとう」という気持ちですね。本当に大伸社ディライトさんにもね、こういういろんなサポートに感謝しております。ありがとうございます!

荻田:
ありがとうございます。うまく締めてくださいましたね!(笑)

結構プロジェクト関与者方から、ありがとうという言葉を頂く機会がありますが、改めてすごく大事だなと思いましたし、これは社内に関しても、いろんなことがビジネスライクになりがちなところを、ありがとうと伝えることで、関係性とかが変わってくる、重要だなと感じましたね。

我々大伸社ディライトにおいては、イベント単発だけでなく、なぜするのかといった部分から、共に考えさせて頂きますので、ぜひお気軽にご相談いただけたらと思います。
ご清聴いただきありがとうございました!

 

※動画全編は以下からご視聴ください!
https://d-delight.jp/seminar_movie/8511

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