2016年08月02日
日本国内における18~24歳のInstagram登録者数は約300万人。企業のみならず大学でもInstagramを広報ツールとして活用するところが増えてきました。Facebook、Twitter、LINEときて、今度はInstgramの登場。正直それらの使い分けがだんだん難しくなってきているのが担当者の本音ではないでしょうか。実際のところFacebook、Twitterの投稿をとりあえず流用する、というケースも多いと思います。とはいえ「あ、これ使い回しだな…」とも思われてしまうのは避けたい。ソーシャルメディアを使う限りはそれぞれのメディアの特性をふまえて発信し、効率良く効果を得たい—。そんなご担当者の方々に、ぜひ見て欲しいInstagramの活用例があります。
ビジュアルとしての魅力を発信する、海外の大学のInstagram
お手本にしたい事例。それは、海外の大学の活用事例です。まずは下に並べた写真をご覧下さい。
ケンブリッジ大学
https://www.instagram.com/cambridgeuniversity/
(上 いいね:3251 下 いいね:5063 全体フォロワー数108000人)
例)テキサス工科大学
https://www.instagram.com/texastech/
(上 いいね:7658 下 いいね:3374 全体フォロワー数:41800人)
これらのInstagramの投稿をみていくと、あることに気づきます。
そうです。思わず二度見してしまうような、視覚的に印象に残る写真が多いのです。
写真そのものが魅力的であることから、関係者以外からの反応も多く得られています。たとえばテキサス工科大学の右の写真は「いいね」が7658件ついています。元々のフォロワー数が多いとはいえ、これだけ多くの人々の反応が得られているのは、やはり写真のクオリティによるところが大きいと思います。
そもそもInstagramのメディアの特性を考えてみると
・写真好きが多く集まっている場所
・TwitterやFacebookが文章中心の情報発信で評価がつくのに対して、Instagramはビジュアルの強さ/面白さ/インパクトで評価される
という点が挙げられると思います。
これらを踏まると、先に挙げた海外の大学の事例がいかにツボをおさえているかがわかりますよね。では、これらをヒントに日本の大学でのInstagram活用法を考えてみたいと思います。
たとえば地方でアクセスが不便、という大学。
学生からすると、田舎で遊ぶところが少ない。通学に時間がかかる。情報の発信地である都会と比べて刺激が少ない…などの側面があるかもしれませんが、
捉え方によっては「自然が広がっていて景色がすばらしい」「静かで落ち着いている」などロケーションに適している場所が多いのではないでしょうか。
閉鎖的な都市部のキャンパスより開放的で緑豊かな大学のほうが、画そのものに訴求力のある写真を撮りやすいため、多くのInstagramユーザーから反響を得られる可能性が高いと思います。Instagramの画像加工(フィルター)を利用すれば、さらに情緒的に味わい深くみせるといったことも可能になります。
こうしたメディアの特性を考えて、Instagramを活用していくと、大学を知るきっかけや興味を持つ関係者も増えていくのではないでしょうか?
ただInstagramはあくまで「手段」であり、一つの選択肢です。まずは自大学の魅力が何かを知り、それを発信するにふさわしい手法を選ぶことが大切です。手法ありきで投稿内容を考えていくと、次第に本来発信すべき内容から逸れてしまい、結果として何を伝えたいのかが曖昧で一貫性のない印象を与えてしまうことになります。
大事なのは、自大学の強みが何かをとらえて、いかにして見せると伝わるのかをまず考えること。弊社ではその観点で企画を行っています。
SNSなどの「どのような情報を発信すればよいのか」「誰に何を発信すればターゲットに刺さるのか」など多くのご提案をさせていただいております。この記事を読まれてご興味をもたれた方がいらっしゃいましたら、お気軽にお声掛けいただければ幸いです。
ちなみに、企業や大学で導入が進むInstagramについて、人気の理由と国内における活用事例をまとめた記事も掲載中です。こちらも併せてご覧ください。
【大学や企業で導入が進む Instagram(インスタグラム)の人気の理由とは?】