シール・ラベル業界のリーディングカンパニー様が開設された共創スペースを、空間設計からコンテンツまでトータルにご提案

CLIENT : 大阪シーリング印刷株式会社

空間デザイン

動画・撮影・CG

ブランディング

背景／課題

未来へと向かってイノベーションを巻き起こす空間づくり

大阪シーリング印刷（以下OSP）様は、多種多様な製品のシール、ラベルの開発・デザイン・製造・販売におけるリーディングカンパニーです。2022年2月に創業95周年を迎え、その前年8月には、未来を見据えて新築4階建ての「イノベーションセンター」を開設されました。
　今回、大伸社ディライトが担当したのは、このイノベーションセンターの1階にオープンした共創スペースのコンセプトメイク、動線計画、内装デザイン。さらに、「O-SPIRAL」というネーミングやロゴデザイン、動画などのコンテンツもご提案し、制作させていただきました。
　当社にお声がかかった当初は、共創スペースで流す動画を制作できないかというご相談。OSP様とのお付き合いは初めてで、当社が制作した別のクライアント様の動画をご覧になって期待を持っていただけたとのこと。当社ともう１社での2社コンペで参加させていただくことになりましたが、詳しくお話を伺ってみると空間設計から考えていく余地があるとわかり、今回のご提案・取り組みとなりました。

施　策

「SPIRAL」をコンセプトに、提案内容をひとつの世界観で統一

日本で初めて剥離式のシールを開発して特許を取得するなど、先駆的な挑戦を続けてこられたOSP様。イノベーションセンター1階のスペースについても、ただ自社の製品を並べるショールーム的な場所ではなく、「お客様とコミュニケーションする中で、未来に向けたアイデアが生まれるオープンイノベーションスペースにしたい」という想いをお持ちでした。また、社内向けの研修施設として人材育成に活用することや、小・中学生の校外学習の場として地域貢献していくこともお考えでした。
そのような想いを受け取った当社では、上へ進む「進化」の螺旋と、下へ深まる「深化」の螺旋を掛け合わせたDNA構造のイメージから、“SPIRAL”というコンセプトを設定。OSP様の未来に向けた取り組み内容を3つのゾーンに分け、大きなスパイラルの中に組み込んで「巡るたびに理解と体験が深まる」動線をつくりました。スパイラル状にすることで、限られたスペースの中でも体感的な有効面積を増やすことができ、今後も新規コンテンツを追加しやすいといったメリットが生まれます。
さらに、スパイラルの中心部で流す動画や、フロア内のグラフィック、デジタル技術を活かして顧客体験を高めるコンテンツまでトータルにご提案。フロアのネーミング「O-SPIRAL」をはじめ、すべての内容を一貫した世界観でまとめ上げました。

成　果

提案の骨子がそのまま実現。期待を超えるプレゼンテーション空間に

プレゼンテーション後は早々に、大伸社ディライトに決まったという嬉しい結果報告をいただきました。「予想以上に多くの仕掛けが盛り込まれていた」というご提案内容へのコメントとともに、パートナーとしての取り組み姿勢まで評価していただくことができました。
プレゼンテーションの骨子はそのまま実現し、当社がご提案したジェンダーレスなAIキャラクター「オスピ（OSP）」も館内のアテンド役として活躍。期待を上回るプレゼンテーションの空間へと完成しました。
今回のご提案のきっかけは、当社制作の動画をご覧いただいたことでしたが、空間設計からグラフィック、ツール制作まで一気通貫してお引き受けできる当社の総合力を知っていただけたことで、すでに次の取り組みのお話も始まっています。「未来の新たな価値」を生み出すOSP様の取り組みを、今後も末長くサポートさせていただきたいと考えています。

「イノベーションセンター」の内部の様子はこちらからご確認いただけます▶︎https://youtu.be/4Kzg8Y0E9-8