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周年を「きっかけ」に!企業にとっての周年事業とは…

2021年05月21日

企業にとっての節目である年に実施される周年事業。周年はお祝いの意味合いが強いですが、企業にとっては事業戦略の一つです。この記事では、企業にとっての周年の意味合いや、周年事業を行う目的・メリットについて記載します。

周年事業の意味合い

10周年、70周年、150周年等、企業にとっての節目の時期である周年。近年では、ただ単にお祝いするだけではなく、あらゆることを目的に周年事業を行います。周年であることは、注目されやすく、より広く自社の考え・想いを伝えることができる機会です。さらに、周年であることを一つの理由とすることで、何か新たなことをスタートさせやすいという側面があります。周年事業はあらゆる意味合いをもち、企業にとっては事業戦略の一つとして捉えることができます。

周年事業の目的例としては以下のようなものが挙げられます。

従業員モチベーション向上・社内活性化

まず一つに、周年は、会社の歩みを支えてきた従業員に対し、これまでの感謝を伝える機会となります。社内イベント等を活用し感謝を伝えることで、社員のモチベーションの向上や、社内のコミュニケーション活性化を促すことができます。また、改めて会社の理念や今後の方針を共有し、理解促進を図るきっかけになります。

顧客をはじめとしたステークホルダーとの関係構築

従業員と同じく、会社を支えている顧客や投資家などあらゆるステークホルダーに対し、事業を継続してこれたことに対する感謝を伝える機会でもあります。式典・パーティー等を開催し感謝を伝え関係構築・強化に努めるなど、多くの企業で取り組まれています。

今後の展望・意思の表示

周年は、感謝を伝えるだけでなく、企業としての今後の展望や意思表示を改めて行うきっかけとなります。経営方針・戦略などの発信も、周年であることを活用し改めて行うことで、より注目を得られやすくなります。

製品プロモーション

周年を製品プロモーションに活用する企業もあります。また、限定の製品販売・サービス提供を行うなど、新たなビジネスチャンスを生み出すきっかけにもなります。

このように様々な目的で周年事業を行うことができ、企業は周年をあらゆる取り組みの「きっかけ」として利用することができるといえます!

 

周年事業においてのブランディング

また、周年事業には企業ブランディングの意味合いもあり、企業にとって新たにブランドの変革を行うには絶好の機会ではないでしょうか。

そもそも企業ブランディングとは、製品を購入する顧客だけでなく投資家・従業員を含むすべてのステークホルダーへの発信を指します。優秀な人材の獲得・社内統一、モチベーション向上などに企業ブランディングは寄与します。また、ブランド力は投資においての重要なポイントであるため資金調達がしやすくなったり、競合他社との差別化がしやすくなったりと、企業ブランディングには様々なメリットがあります。

弊社では、企業の立ち位置・存在意義の可視化のご支援をすることがあるのですが、ブランディングにおいても自社の立ち位置を把握することから始まります。周年を迎えるにあたって、改めてじっくりと分析を行うことも大切ではないでしょうか。

そして、記念の年の取り組みである周年事業は、取り組みそのものが、どのような企業なのかという発信となりますし、また、新たなイメージの訴求など、ブランドイメージを広く示すことができるチャンスといえるのではないでしょうか。重ねてにはなりますが、周年は新たなことをスタートさせやすい「きっかけ」です。急なブランド変革は指示が得られにくいこともあるかもしれませんが、周年であることがリブランディングの一つの理由と社内外に捉えてもらえたり、周年に向けて計画的に実施することで成功もしやすくなるはずです。

周年事業の進め方

周年事業は一般的に1~2年前から取り組まれることが多く、力を入れている企業はさらに前から準備を行っています。実は、我々、大伸社も2022年の3月に70周年を迎えます。弊社も70周年の約1年半ほど前から、70周年プロジェクトを開始し、「社外向け」「社内向け」「社会貢献」の3軸で取り組みを進めています。70周年きっかけに、よりグループ会社間の交流が活性化するのでは、と感じています。

周年事業に限らずですが、まずは誰をターゲットにどんな目的で実施するのかが重要であり、それにより取り組みの内容は大きく変わります。目的の明確化のその後、企画・施策の考案を行う必要があります。

 

周年事業でどんなことしているの?企業の取り組み例の紹介

周年事業の取り組みとしては、周年の特設サイトを設置し、そこでどのような取り組みを実施するのかを紹介している企業が多い印象です。

140周年を迎えるセイコーホールディングスは「やさしい時間」というWEBコンテンツを公開しています。企画に落とし込んで、企業としての想いを訴求しています。著名人に時間についてインタビューした内容を掲載し、音声も聞くことができ、特別感があります。 

140周年特設サイト やさしい時間:https://www.seiko.co.jp/140th/   

 

また、50周年を迎えた、栃木県・宇都宮で航空機部品や家具の加工・製作等を行う亀田産業は、コーポレートサイトやコーポレートロゴをリニューアルしたり、一つの部門にフォーカスした新たな宣伝ツールの発行をしたりと、様々な取り組みを実施しています。50周年を節目に変革に取り組んだのではないでしょうか。

亀田産業:https://kamedasangyo.co.jp/special/#history       

弊社のお客様でもコーポレートサイトリニューアルやロゴの開発をご支援しております。周年を控え、新たなスタートを考えている企業のご担当者様は、ぜひお気軽にご相談ください。

 

まとめ

企業にとって節目である周年は、あらゆる取り組みのきっかけとして、活用することができます。継続して事業運営ができていることにたいして、顧客や従業員に感謝を伝えることはもちろん、ブランディングなど自社の今後を見据え戦略的に周年を捉えることも大切です。

弊社サイトにて、100周年に向けてのブランディングのご支援をした日工株式会社様の事例を実績ページにてご紹介しておりますので、ぜひ一度ご覧ください。

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玉生 かな子

プロデューサー

玉生 かな子

お客様と、お客様のお客様を深く理解することを大切にし、課題解決につながるご提案をしてまいります。

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