2025年09月09日更新
クリエイティブ目線で「伝わるしくみ」を読み解く。
採用サイトをつくる上で参考にしたくなる「他社の事例」。
ただ構成を真似るだけでは、本当に伝わるサイトにはなりません。
私たち大伸社ディライトでは、150社の採用サイトを調査・分析。「企業の魅力がどうすれば伝わるか?」という視点で項目を設計し、一般的なテンプレートにはない、独自のクリエイティブな視点からホワイトペーパーを制作しました。
その一部を、本記事でご紹介します。
このホワイトペーパーでは、次のような切り口で採用サイトを読み解いています:
●コンテンツの順序や配置設計
●キャッチコピーの方向性や語り口
●イラスト・図・写真などビジュアルの使い方
●「働く人」の見せ方に込められたトーン
●情報の伝達順や、読み手との距離感の設計
すべてを“構成パーツ”として分析するのではなく、「どう伝わるか?」「なぜそう見せているのか?」という意図や設計思想にフォーカスしています。
今回のホワイトペーパーでは、150社の採用サイトを共通のカテゴリで横断的に調査。
「学生にどう伝わるか?」「企業の価値をどう見せるか?」という視点で、独自の評価軸を設けています。
たとえば下記のようなカテゴリを設定し、サイトを分析しました。
各カテゴリには、定量的なカウントや定性的な観点が組み合わされており、表現の差異や傾向が浮かび上がるように整理されています。
今回、このホワイトペーパーの中から、構成要素ごとの傾向や類型を示した12ページ分を抜粋し、記事内で一部をご紹介しています。
たとえばこちらは、「キャッチコピー」に関する分析ページ。
採用サイトのキャッチコピーが、学生に語りかけるタイプか、企業の価値観を伝えるタイプかを分類し、傾向を可視化。
学生へのヒアリングでは、「企業目線のメッセージが距離を感じさせた」という声もあり、一見シンプルなキャッチコピーにも、設計意図が問われることが分かります。
他にも、こんな視点で読み解いています:
●どの項目が最も多く使われているのか?
●学生向けページに見られる傾向や落とし穴
●企業文化の可視化にどうアプローチしているか?
など、他社の成功例・傾向を眺めるだけでは気づけない、 制作現場の視点での“読み解き”を盛り込んでいます。
●採用サイトをこれからつくる、またはリニューアルを検討している方
●「自社の魅力がうまく伝わっていない」と感じている方
●人事や広報だけでなく、クリエイティブ・企画の立場から採用を考えたい方
CXマネジメント部 次長
福井 大樹媒体・ツールを問わず、お客さまの課題解決に向けた企画・ディレクションを担当しています。社内ではロジック重視のタイプとして知られ、常に課題を起点に物事を捉えるのが特徴です。特定の領域を設けてはいませんが、家具・建材や雑貨業界での実績が多くあります。 ・保有資格 HCD-net認定人間中心設計専門家 ・受賞歴 日本BtoB広告賞においてカタログやウェブサイト分野で複数の入賞実績(金賞・銀賞・銅賞・特別賞など)を重ねています。