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ユーザー調査から各プロモーションまで。
“オール大伸社”で課題に取り組む面白さがある。

最適な顧客体験の創出

クライアント リオン株式会社様リオネット補聴器のリオン株式会社様は国産補聴器業界のパイオニア的存在。補聴器をはじめ、医用検査機器、音響・振動計測器などを開発・製造・販売しています。大伸社ディライトでは、グループ会社の株式会社mctとともに、新商品の開発に向けたユーザー調査からWEBサイト構築、キャンペーン企画、カタログ制作まで幅広い領域でお手伝いしています。

  • クリエイティブディレクター
    福井大樹

  • アカウントマネージャー
    /営業
    荻田勝也

  • コピーライター
    /プランナー
    奥耕平

ターゲットを探るため、
ユーザー調査からスタート。

――受注のきっかけや仕事の流れを教えてください。

荻田:
当時は新規顧客開拓を中心に営業活動をしていて、リオン様にお電話したところ、お会いいただけることになりました。お話をお伺いすると、新商品の戦略から考えたいとのことでしたので、ユーザー調査をご提案したのがきっかけです。
福井:
荻田さんから、ユーザー調査から始める案件にデザイナー視点で参加してほしいと依頼を受けたとき、率直に楽しそうだなと。商品のスペックやコンセプトも確定していない段階から関われるなんて、なかなかないことです。お客様と一緒に新しい領域へ踏み込めることにワクワクしたのを覚えています。
荻田:
調査は、マーケティング専門グループ会社のmctが行っています。実際に補聴器を使っている方にヒアリングして、調査結果や大伸社ディライトの提案などをまとめてお伝えしました。

※東京との中継です。

福井:
そのあと、リオン様とmct、大伸社ディライトの3社でワークショップを実施しました。そこで議論した結果、導き出したターゲットがアクティブシニア。彼らに向けて、どんなプロモーションをどのタイミングで行えばよいかなどを検討していったのです。
奥:
補聴器にはどうしてもネガティブなイメージがあり、調査によると、ご家族からご本人に補聴器を勧めると「まだそんな歳じゃない!」などとケンカになることもあるとか。でも、捉え方次第なんですよね。第二の人生を楽しもうというアクティブシニアが対象なら、これまでの“補う”という消極的な視点を飛び越えて、従来にない表現ができる。新しいチャレンジができるのは、コピーライターとして魅力に感じました。

お客様の熱い思いを、
一番いいカタチにしたかった。

――楽しかったことや印象に残ったことを教えてください。

福井:
最終的に制作したのは、店頭用ポスターやカタログ、WEBサイト、動画、キャンペーンですが、アイデア段階では「補聴器を借りて孫の音楽発表会に行こう」のような無料貸し出しキャンペーンや音をテーマにした旅行企画、店舗の在り方など、いろいろなアイデアが出ましたね。
荻田:
旅行代理店と組んで、実際にツアープランも立てました。
福井:
そんな風にアイデアが山ほど出てきたのも、調査やワークショップで課題が把握できていたからこそ。方向性が絞られたのでアイデアが出しやすかったと思います。楽しかったですね。
荻田:
この案件当時、私はまだ入社して1年も経っていなかったので、すべてが新鮮でした。mctと一緒に調査やアイデア出しを行うことはよくあるのですが、実際にカタチにしていく“オール大伸社”としてのプロジェクトは少ない。楽しさも大変さも大きかった仕事でした。
福井:
ユーザー調査からターゲットの絞り込み、アイデア出し、制作まで、すべてを一気通貫してできたことはこの仕事の大きなポイントですね。入社1年足らずでそれを経験できてよかったのでは?
荻田:
そうですね。大変でしたけど(笑)。単純によい提案をするだけでなく、誰と仕事をするかも大事だと学びました。ご担当の方が前向きで、会社を変えようという熱量がすごかったんです。そういう方に出会うと自分も成長できるし、仕事も面白くなると実感しました。
奥:
本当に熱心な方が多かったですね。「困っているユーザー様を何とかしたい」と、目を潤ませて語ってくださったことを今でもよく覚えています。熱い思いまで共有させていただけたことがうれしい。その思いをできるだけ汲み取ってカタチにしていきたいと考えていました。

ゼロからプロモーションを企画する難しさと面白さと。

――この案件に携われてよかったと思うことは何ですか。

奥:
プロモーション自体を企画して進めていくという経験ができたことです。最初から制作物が決まっているのではなく、「商品を売るために何が必要か」から考えるという案件でした。そのため、売上目標の達成に向けて自分がどう貢献できるかまで深く考えることができました。
福井:
ゼロベースからプロモーションを考えるとき、アイデアはたくさん出ても実行に移すのが大変です。目標のために実現可能なのは何か、どうすれば効果的か。みんなで一つひとつ方法を考えて実現していくのは難しいけど、そこが面白みでもあるんですね。
荻田:
営業の観点からいうと、そのお客様と今後どのようなお付き合いをしたいのか、お客様の1年後2年後の姿をイメージしておく必要があると学びました。そうでなければ、営業の役割を果たせない。目先の施策だけに一杯一杯にならず、先を見据えて取り組んでいきたいと考えています。
奥:
この案件もそうでしたが、大伸社ディライトの場合、グループに調査会社もあるので物事の上流から着手できます。カタログ、WEBサイト、動画・・・と、いろいろな手段を組み合わせて、お客様の課題を解決していけることにやりがいを感じます。

他にもいろいろな職種が本プロジェクトで活躍しています。
(クリックで詳細を表示します)