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【失敗しない取材ノウハウ】学校案内・教授・講師編

2018年04月16日

入学後にどんな授業や先生が待っているのかなど、学びの魅力を具体的に発信できるのが教授・講師取材記事。取材対象は「その分野の専門家であり、人に教える・伝えるプロ」であるため、きちんと取材できさえすれば内容の深い、読者の関心を引く良い記事になります。
 
一方で、たくさんの知識と伝える意欲をお持ちだからこそ、こちらが望んでいる以上に深く長い話になってしまうことや、専門用語が多く難解な記事になってしまうことも。また、講義や指導、研究とお忙しい中での取材ゆえ、気持ちよくご協力いただくのに苦心するケースもあります。
 
「研究分野の話に時間がかかり、タイムオーバーとなってしまった」
「主旨が十分伝わっておらず、終始不機嫌な状態での取材となった」
 
そんな事態を防ぐために、今回は教授・講師取材で気をつけるべきことや進行のコツをご紹介します。

準備と柔軟なスケジュール対応が成功への近道

学校案内制作の時期には試験や卒論指導などもあり、教授・講師の方々は通常以上に多忙です。下記のような準備をして取材がスムーズに運ぶ下地を作っておきましょう。
 
・主旨書・インタビューシートでご挨拶・意図説明をしておく
・取材時間は柔軟に調整、時間が押しても対応できるスケジュールに
 
取材に向けてのご挨拶と「何について、どんな話をしてほしいか」をまとめて、事前に渡しておくことは必須。ご自身の研究について教えてほしいのか、特定の講義やゼミの内容を知りたいのか、指導や学生との関わりを聞きたいのか。こちらの意図をしっかり伝えておいて、話の脱線や時間のロスを防ぎます。
 
また、学生対応で時間に遅れて来られる、早めに切り上げてほしいと言われる、ひとつの話題に時間がかかりすぎる、といった事態も想定されます。できれば教授・講師への取材日は予定を詰め込まず、柔軟に対応できる態勢を整えておきたいものです。

“講義形式の取材”にならないよう注意

取材当日に気をつけたいのは、講義のような取材にしない・インタビュアーが“学生”にならないこと。専門分野について説明していただく際に、講義のような雰囲気で進めてしまうと、内容が専門的になり難しい用語も多用されがちです。
 
対策としては、取材の冒頭でまず「誰をターゲットとした記事なのか」「取材記事で何を伝えたいのか」を明確に伝えておき、目的を共有したうえで話してもらいましょう。例えば「高校生に〇〇という講義の概要と面白みを伝える記事です」と伝えておけば、難しい表現を避けたり、学生に受けの良かった講義内容をピックアップしていただきやすくなります。

質問・言い換えと相づちを使いこなす

また、インタビュアーや同席者は受け身になりすぎないよう注意しましょう。
 
・「今のお話をまとめる(言い換える)と〇〇で良かったでしょうか?」
・「わかりやすい例えや具体例があると助かるのですが」
・「高校生にもわかるレベルでいうと、どういう説明になりますか」 


といった質問でわかりやすい説明や例を引き出せれば、専門的な内容でもとっつきやすい記事になりますし、こちらの理解が正しいかどうかの確認にもなります。また、ひとつの話が長すぎる場合は「実は他にもお伺いしたいことがありまして…」「〇〇とおっしゃいましたが、△△についてはどうでしょう」など相づちで自然に話の軌道修正や展開をはかりましょう。
 
言い換え・質問や相づちを通して、一方的に話していただくのではなくターゲットに響く内容・伝え方を一緒に考えてもらうような場にできれば取材の成功は約束されたようなもの。ちょっとした気配りやテクニックではありますが、実践してみてはいかがでしょうか。
 
学校案内の取材ノウハウについてはこちらもぜひご覧ください。

【失敗しない取材ノウハウ】学校案内・学生編 ※今すぐ使える質問例付

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